JRT四国放送

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徳島の県立学校のタブレット端末を巡る問題で、2月27日、また専門家らによる会議が開かれました。

この問題では、2024年1月末から再びバッテリーの駆動時間が極端に短くなる故障が急増しています。

このため、不足台数は現在で7000台以上に上っていて、従来の一人一台配布という状況に戻す見通しがたっていません。

この日に開かれた専門家らによる対策会議では、現在、バッテリーの駆動時間が極端に短い1264台を対象に、外部バッテリーを取り付けるなどの応急措置を検討しているものの、解決策は見つかっていないとの報告がありました。

(伊藤 大輔副知事)
「こういう問題が生じている以上、そうした問題を発生させたタブレット端末の納入(業者)については、厳しく責任を追及していかざるをえない」

新しい端末の調達には、早くとも夏ごろまでかかる見通しです。

このため県立学校については、新年度(2024年度)にタブレット端末を従来の一人一台配布という状況に戻す見通しは、依然たっていません。

(県立総合教育センターGIGAスクール推進課 多田巧課長)
「電源を確保できれば使えるものではあるが、なんとかしていろんな方法を検討している最中だが、なかなか4月に一人一台端末の状況に戻すのはまだちょっと難しい状況だ。引き続き、できるだけ子どもたちに一人一台端末の状態に戻るように努力はしていきたい」