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 ニューカッスル・ユナイテッドからキーラン・トリッピアーを獲得することは叶わなかったものの、バイエルン・ミュンヘンは右サイドバックの補強として、ガラタサライからサシャ・ボエを2028年までの契約で獲得した。

 フロイントSDは「非常にスピードがあり、フィジカルに長けた右サイドバックで、毎試合で長い総走行距離を記録できる持久力と、対人戦を決して恐れない勇気も持ち合わせている」と評価。「時間をかけて大きな飛躍をみせているセンスであり、チャンピオンズリーグでの経験やガラタサライでリーグ優勝も果たした」と言葉を続けている。

特に右SBはそもそも昨夏にパヴァールとスタニシッチが移籍したにも関わらず特に補強はなく、現在はヌゼア・マズラウイがアフリカ杯参加、ブナ・サールが十字靭帯断裂で長期離脱しているほか、水曜に開催されたウニオン戦にてここのところ右SBで起用されている、コンラッド・ライマーや更なるオプションとなるはずのジョシュア・キミヒが揃って負傷。

 そこで「我々はチームの幅というだけでなく、質という点においても強化をはかった」とドレーセンCEO。ガラタサライ側の発表によれば移籍金額は3000万ユーロで、さらに成果に応じたボーナスとして500万ユーロが加味。また次回の移籍金額の一部が手渡される他、2試合のテストマッチの開催とその収益の半額がガラタサライに渡ることも明かされた。

 リーグ・アンのディジョンにて24試合にプレーした後、2021年夏に加入してからこれまでガラタサライでは、公式戦通算81試合に出場。チャンピオンズリーグでは6試合に出場しているボエは「僕にとっては、これは夢の実現を意味するものだ。バイエルンのような世界的なクラブでプレーできることは光栄なことだよ。」とコメント。「僕は攻撃的であり、また守備的でもある選手だけど、バイエルンでもこれまでと変わることなく、得意の攻撃だけでなく守備面でもぜひ貢献していきたいと思っている」と意気込みをみせている。