アスリートの食事をサポートしてきた加藤超也さんに「超回復めし」を聞きました(画像:『超回復めし』)

「仕事の疲れが抜けなくて、出勤前に栄養ドリンクをコンビニで買って飲んでいる」「20代のころは肌や髪にツヤがあったのに、今はめっきりなくなった」「年とともに食が細くなって、元気がない」――。

皆さんこんな悩みかかえていませんか。プロサッカー選手である長友佑都さんを中心に、さまざまなアスリートの食事をサポートしてきた加藤超也さんは、「食でカラダは変わる」と言います。加藤さんに、これまでの経験で得たノウハウ、栄養学に基づいた「超回復めし」を聞きました。

ここでは加藤さんの新著『超回復めし』より一部抜粋のうえ、休日のランチやサクッとすませたい夜に活躍する、ワンプレート系の回復めしのレシピをご紹介します。

あおさはパスタでも大活躍

ミネラルの宝庫! しらすとあおさのペペロンチーノ


(画像:『超回復めし』)

あおさといえばみそ汁のイメージだと思いますが、僕はいろんなレシピに入れます。今回はパスタの具にどっさりと!

1人分 444kcal
たんぱく質 24.3g
糖質 64.4g

■材料 [ 2人分 ]

しらす…80g
あおさ(乾燥)…10g
玉ねぎの薄切り…1/4個分
アンチョビー(フィレ)…10g
スパゲッティ(1.6mm)…180g
にんにくのみじん切り…10g
赤とうがらし…2本
塩…20g
オリーブ油…大さじ1

■下準備

● 赤とうがらしは種をとる

■作り方

1、スパゲッティをゆでる

鍋に2リットルの湯を沸かし、塩とスパゲッティを入れる。くっつかないよう、すばやくかきまぜて6分ほどゆでる。ゆで汁を100mlとって湯をきる。

2、ソースを作る

フライパンにオリーブ油とにんにく、赤とうがらしを入れて熱し、にんにくがきつね色になったら火を止め、アンチョビーを加えて余熱で火を通す。再びフライパンを熱し玉ねぎを加え、1のゆで汁を加えてフライパンをゆすり、とろみをつける。

3、仕上げる

1を2のフライパンに加え、手早くからめてあおさを加える。オリーブ油小さじ1(分量外)を回しかけて全体になじませる。器に盛って上からしらすを散らし、赤とうがらしをのせる。

■超回復ポイント「しらすで骨を丈夫に」

しらすにはカルシウムとその吸収率を高めるビタミンDが豊富! あおさでミネラルチャージにも。

カルボナーラなのに罪悪感なし

驚きの軽さ! 罪悪感ゼロの 冷製レモンカルボナーラ


(画像:『超回復めし』)

生クリームや牛乳で仕上げるのが定番のカルボナーラに、カロリーや脂肪分を気にする人のためにヨーグルトを使用。レモンをきかせ、ビタミンCもとれるオリジナルレシピです。ボウルに入れてまぜるだけなので、卵の火かげんやソースの分離を気にする必要がなく、料理初心者でも簡単にできます。

1人分 682kcal
たんぱく質 32.0g
糖質 67.2g

■材料 [ 2人分 ]

スパゲッティ(1.6mm)…180g
〈 カルボナーラソース 〉
 ベーコン…60g
 玉ねぎの薄切り…1/2個分
 パルミジャーノチーズ(なければ粉チーズ)…40g
 卵…2個
 プレーンヨーグルト…大さじ4
 黒こしょう…少々
 レモン汁…1/4個分
 オリーブ油…大さじ1
あらびき黒こしょう…少々
レモンのくし形切り…2切れ

カルボナーラソースも手作り

■作り方

1、 スパゲッティをゆでる

鍋に2リットルの湯を沸かし、塩20g(分量外)を加える。スパゲッティを袋の表示より1分長めにゆでて湯をきる。

2、ベーコンと玉ねぎをいためる

ベーコンは細切りにする。フライパンにオリーブ油を熱し、ベーコンを入れて、カリカリになるまで弱火でいためる。玉ねぎを加え、塩ひとつまみ(分量外)を加えて、玉ねぎがくたくたになるまでじっくり弱火で火を通す。

3、カルボナーラソースを作る

ボウルに卵をときほぐし、チーズを加えてよくまぜ合わせる。別の大きめのボウルに氷水を入れ、卵とチーズの入ったボウルを重ねる。2を加えてよくまぜ、1を加えてあえる。あら熱がとれたら、ヨーグルトを加えてまぜ、こしょうとレモン汁を加えてさらにまぜる。


(画像:『超回復めし』)


(画像:『超回復めし』)


(画像:『超回復めし』)

4、仕上げる

3に塩ひとつまみ(分量外)を加えてざっくりとまぜ、器に盛る。レモンを添えてあらびき黒こしょうを振る。


(加藤 超也 : 長友佑都専属シェフ)