大谷翔平を失い「埋め合わせする方法ない」 大きすぎる19%…“最悪のオフ”にエ軍
米メディアが「今オフチーム改善度が最も低い10球団」をランク付け
エンゼルスは今オフ、大谷翔平投手がドジャースに移籍するなど大きな戦力を失った。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」のザッカリー・D・ライマー氏による「今オフにおけるチーム改善度が最も低い10球団」でも、不名誉な1位となってしまった。
エンゼルスは大谷だけでなく、マックス・スタッシー捕手、デビッド・フレッチャー内野手を失った。代わりにルイス・ガルシア投手、アダム・シンバー投手、ザック・プリーサック投手らを獲得したものの「オオタニのような選手を失うことに対して、埋め合わせをする有効な方法はない」という。また昨季44本塁打の大谷だけに「昨季エンゼルスが記録した本塁打のうちの19%が、突然消えるということだ」と“事の大きさ”を伝えた。
なお2位は、フアン・ソト外野手、トレント・グリシャム外野手、マイケル・ワカ投手、セス・ルーゴ投手、ニック・マルティネス投手らを失ったパドレス。カイル・ヒガシオカ捕手、松井裕樹投手、マイケル・キング投手、ランディ・バスケス投手、コ・ウソク投手、エニエル・デロスサントス投手らを獲得したが、年間最優秀監督を3度受賞したボブ・メルビン監督の退団は「痛手」と指摘。「そして、それを上回る痛手はソトのような選手を失うことだ。彼はMLBで最も替えがきかない打者の1人だ」と言及した。
3位のツインズは、前田健太投手、ソニー・グレイ投手、タイラー・マーリー投手、エミリオ・パガン投手らが退団。いまだ有力な選手の獲得発表はなく「ツインズにとってまだ行動する時間はあるが、チームが年俸総額を1億2500万ドル〜1億4000万ドル(約181億円〜約203億円)の範囲に下げることに注力するなら、使えるお金がないかもしれない」と分析した。(Full-Count編集部)