ライラック(ユーザー提供:DKさん)

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 12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にライラック(牝4、美浦・相沢郁厩舎)が戸崎圭太騎手とのコンビで出走を予定している。

 ライラックは父オルフェーヴル、母ヴィーヴァブーケ、母の父キングカメハメハという血統。半兄に19年の札幌2歳Sを制したブラックホールがいる。

 21年10月に東京競馬場でデビュー勝ちを収めると、翌年1月のフェアリーSで早くも重賞初制覇。その後は牝馬三冠路線を皆勤し、古馬初対戦のエリザベス女王杯では、12番人気の伏兵評価を覆して2着に好走した。

 4歳となった今年も重賞挑戦を続け、府中牝馬Sで3着、エリザベス女王杯で4着と随所で見せ場。勝ち星こそ遠ざかっているものの、古牝馬路線で存在感を示している。通算成績は13戦2勝(うち重賞1勝)。

 本馬はいわゆるステイゴールド系。父のオルフェーヴルは11年、13年の有馬記念覇者であり父娘制覇がかかるほか、ゴールドシップ、ドリームジャーニーとステゴの血を引く馬は当レースで好相性を誇る。相手が強いのは承知の上。大舞台でGI初制覇の“大輪”を咲かせることができるか。