通信障害(復旧済み)の該当サービスはau、UQ mobile、povo、au回線利用MVNOの通信

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 KDDIは、12月11日朝に発生した、西日本エリアで携帯電話サービスが利用できない、利用しづらい状況に関し、同日午前10時11分時点で復旧したと発表した。

 通信障害の発生期間は2023年12月11日午前7時18分から午前10時11分、影響エリアは西日本エリア。該当サービスはau、UQ mobile、povo、au回線利用MVNOの通信で、音声通話、データ通信、SMS(Cメール、+メッセージ)に加え、ホームプラス電話、ホーム電話でも利用しづらい状況が発生した。原因は調査中としている。

 復旧第一報で影響エリアは「全国」としていたが、西日本エリアでの音声通話・データ通信の通信障害から音声通話が復旧した後、輻輳(通信が集中すること)の影響で全国の一部でデータ通信の速度が遅いなどの利用しづらい状況が発生した状況だったため、「西日本エリア」に訂正した。

 スマートフォン決済サービスの「au PAY」でも12月11日午前7時18分から一部機能が利用しづらい状況が発生していたが、現在は復旧している。

 同じく12月11日午前7時18分から午前10時11分の期間、「v6プラス 固定IPサービス」に通信設備障害が発生していた。JPIXの発表によると原因は通信設備障害。

 12月27日の「電気通信事業法第27条の3」の改正にあわせ、同日からガイドラインの内容が変わる。総務省は、モバイル市場競争促進プランとして「納得感のある料金・良質なサービスの実現」「事業者間の乗換えの円滑化の加速」「事業者間の公正な競争環境の整備の促進」の三つを柱とする八つの取り組みを推進するとしているが、大規模な通信障害が起きるたびに、消費者の間では通信の安定性・つながりやすさの向上といった基本的なサービスの充実を求める声が高まりそうだ。