謝長廷駐日代表(右から2人目)から安倍晋三・昭恵夫妻を描いた油絵作品を手渡される昭恵さん。右端は作品を制作した邱貴さん

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(東京中央社)安倍晋三・昭恵夫妻を描いた台湾人画家の油絵作品が8日、謝長廷(しゃちょうてい)台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)から昭恵さんに手渡された。昭恵さんは家に飾る考えを示し「主人と共にいられるように、この絵がきっと私に何かを与えてくれるのではないか」と涙ながらに語った。

作品は作曲家で画家の邱貴さんが制作した。東京・虎ノ門の台湾文化センターでは11月15日から邱さんの作品展が開催されている。作品は開幕式の際に贈呈されていたが、この日は邱さんと謝氏が絵に署名を加え、再度渡された。

邱さんは中央社の取材に対し、作画時には泣きながら描いたと振り返った。昭恵さんも絵を見るたびに涙を流していたとし、思うところがあったのだろうとおもんぱかった。

また台北や南部・台南で安倍氏の写真展が開かれた際に約千人の市民が書いたメッセージをまとめた冊子が昭恵さんに渡された。

台湾文化センターの会場には李登輝(りとうき)元総統と安倍氏が碁を打つ台湾と日本の絆を描いた作品も展示されている。邱さんは、買い取り希望者がいたとしながらも、自身では絵画を売ったことがなくどうするか決めていないと話した。作品展は14日まで。

(楊明珠/編集:齊藤啓介)