福山雅治「声が枯れたのは大河ドラマ以来」ディズニー最恐ヴィラン挑戦での苦労を明かす
俳優でアーティストの福山雅治が29日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催された映画『ウィッシュ』(12月15日公開)のジャパンプレミアに登壇。同作で、ディズニー史上最恐のヴィランと呼ばれるマグニフィコ王を演じた福山は「声が枯れたのは大河ドラマ以来」と相当なエネルギーを要する役柄だったことを明かした。イベントには生田絵梨花(アーシャ役)、山寺宏一(バレンティノ役)、檀れい(アマヤ王妃役)も参加した。
本作は、ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年記念作品。『アナと雪の女王』のスタッフ陣が、どんな願いも叶う魔法の王国の驚くべき真実を知ってしまった新ディズニー・ヒロインのアーシャ(生田)が、願いを信じ続け、ある奇跡を起こす。
ディズニー作品初出演となった福山は「今回オファーをいただいたときは正直驚きました」と語ると「ファンもたくさんいらっしゃるディズニーアニメーション。歴史もあり結構プレッシャーだなと思ったんです」と正直な胸の内を明かす。
それでも福山は「機会をいただけたことに対して、しっかりとやり切ることが恩返し、礼儀だと思って思い切りやらせていただきました」と語ると、ミュージカル仕立ての作品に「決して舐めていたわけではありませんが、とても大変でした。僕はこれまでお芝居も、歌もやってきたつもりですが、ミュージカルはまったく違うものでした」と感想を述べた。
さらに福山は「声もすごく使いました。普段、僕は声が枯れることはほとんどないのですが、枯れました。大河ドラマ以来です」と相当なエネルギー量を使ったことを明かすと「それぐらい声を使わないと表現できないキャラクターであり作品。がっぷり四つで取り組みました」と語った。
また100周年の記念作品でディズニー・ヒロインを演じた生田は「100周年ということで、過去の作品のオマージュがシーンに散りばめられています」と語ると「願いを描き続けてきたディズニーが、もう一度願いについて考えて発信した作品」と作品に込められた思いを述べていた。(磯部正和)