「思ったことは全部言う」伊集院光がももクロに「ひとりラジオ」のコツを伝授!
「一夜限りのゲストとの深夜食」をテーマに、ゲストとの極上トークをメインディッシュに見立て、メニューを選びながら会話を楽しむ番組『ももクロちゃんと!』。
今回のゲストは、前回に引き続き、ラジオの帝王・伊集院光。芸歴39年の大ベテラン、人生経験豊富な伊集院から、芸能界で好きなことをやり続ける極意を学ぶ。
前回、メンバーが選んだメニューは「ダメ出し・無茶振りだらけの若手時代」。伊集院は、若かりしころ、六代目・三遊亭円楽に弟子入りをし、落語家として活動していた。その落語家時代のハチャメチャなエピソードが語られ、スタジオも大盛り上がりだった。
今回のメニューは「アノ人が明かす!伊集院光の素顔」、およそ30年前に伊集院と同じラジオ局でパーソナリティをしていた、とある方に当時の話を聞く。
ももクロとも関係性があるというその人物は、歌手の加藤いづみ。1991年のデビュー直後からラジオパーソナリティを務め、ソロ活動だけではなく小田和正や松任谷由実のライブにもコーラスで出演。ももクロのツアーにも参加している。
百田夏菜子いわく「(ももクロが)めちゃくちゃお世話になっている人」。加藤いわく、伊集院は当時から「小さなことでもいろんな角度から見られて、何時間でもトークで持たせることができる人」。常にさまざまな場所にアンテナを張り、トークの種を集めていたのだという。また、30年前の伊集院の印象は「まっすぐ全部受け止めてくれる、嘘がない人」。
「日常生活の中で、ラジオで話すネタをどうやって集めているんですか?」と玉井詩織が聞くと、伊集院は「30年前はこれをやったらネタになる、と思いながら行動していたけど、今は失敗してもつまらなくても、好きなことをなんでもやるようになった」と回答。内容はどうであれラジオで話すことができるので、どうせなら好きなことをやることにしているのだという。
続いて「どういう話の組み立てをしたらひとりしゃべりが伝わるんですか?」と高城れにが質問。伊集院の答えは、なんと「全部言う」。頭の中で思ったことを全部言う、というのがひとりラジオのコツだという。
「生放送のいいところは、自分の一生懸命やっていることが全部出る」という伊集院のコメントに、メンバーも深くうなずいていた。
さらに、ひとりラジオを続けるためにはもうひとつ大事なことがあるという。映像がない音声メディアのラジオで「トークでモノの大きさを伝える」というスキルを磨いてきたという伊集院。リスナーがリアルに思い浮かべられるような具体例を挙げることが大事だという。
そして、番組では「表現だけで形を伝える」というゲームを通じて、言葉での表現を磨いたももクロ。伊集院から学んだ教訓を活かして、ラジオでのさらなる活躍に期待がふくらんだ。