14歳の少女に恋したエルヴィス・プレスリー…元妻の半生描く予告編が公開

　『ヴァージン・スーサイズ』や『マリー・アントワネット』などのソフィア・コッポラ監督が手掛けた新作映画『プリシラ（原題） / Priscilla』の海外版予告編が公開された。14歳で10歳年上のエルヴィス・プレスリーと出会い、波瀾万丈な結婚生活を送った元妻プリシラ・プレスリーの半生がつづられる。

　プリシラの回顧録「私のエルヴィス」をコッポラ監督が脚色した本作。二人の出会いから始まる予告編では、プリシラの父とエルヴィスの間で交わされる、「どういう意図なんだ。なぜわたしの娘を？」「ただとても好きになってしまったんです。彼女は実際の年齢よりずっと成熟しています。彼女を心配する必要はありません」といった会話も。

　黒髪、派手なアイメイクというエルヴィスの希望する姿になったプリシラが「わたしはこれが好きかわからない……」と疑問を抱くシーンから一気に不穏な雰囲気となり、結婚生活が破たんしていくさまが映し出される。最後はプリシラの「わたしは、わたし自身の人生が欲しい」という言葉で締めくくられている。

　プリシラ役を務めたのは『パシフィック・リム：アップライジング』のケイリー・スピーニーで、この演技で第80回ベネチア国際映画祭最優秀女優賞を獲得している。エルヴィスにはドラマ「ユーフォリア／EUPHORIA」のジェイコブ・エローディがふんした。11月3日米公開。（編集部・市川遥）