守護神の起用法に注目も…アルテタ監督が理由を説明「冨安健洋たちと同じだ」

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 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、守護神を変えた理由に言及した。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第5節が17日に行われ、アーセナルはエヴァートンと対戦。69分のレアンドロ・トロサールのゴールが決勝点となり、1−0で勝利を収め、リーグ戦2連勝を飾った。

 この試合注目が集まったのはスタメンに名を連ねたGKで、アーセナルでは2022年4月以降、イングランド代表GKアーロン・ラムズデールが全試合に先発出場していたものの、エヴァートン戦では今夏加入したスペイン代表GKダビド・ラヤが起用された。

 この決断に驚きの声も上がっているなか、アルテタ監督は試合後、「ファビオ(・ヴィエイラ)とガブリエウ(・ジェズス)がプレーしたのと同じ理論的理由だ」と特別な意味は何もないことを強調しながら、次のように続けた。

「ガブリエウがなぜ先発出場していないかについては聞かれたことがない。私を含め、このドレッシングルームにいる誰よりも多くのトロフィーを獲得しているのにね。アーロンはガブリエウ・ジェズスと同じ反応をしてほしい。カイ・ハフェルツやタケヒロ・トミヤスと同じようにね。全く同じなんだ。私たちは10人プラス1人ではなく、11人でプレーしている」

「私は本当に若い監督だが、この仕事に就いて3年半が過ぎた。後悔はほとんどないが、そのうちの一つは、とある2試合で60分と85分にGKを変えたいと思った瞬間だ。私はそれをしなかったし、やる勇気もなかった。でも、結果を得るためにウィンガーかストライカーをセンターバックに代えて5バックでプレーすることはできる。それらの試合には引き分けたし、私はとても不満だった」

「誰かがそれをするだろうが、おそらく皆は奇妙だと言うだろう。でも、なぜいけないんだ? なぜダメなのかを教えてくれ。すべての質を備えた別のGKがいて、勢いを変えたければ、そうするべきだ。それが後悔ではあったが、今の私の気持ちは全員が参加して、大会に関係なくプレーしなければならないということだ。それが私のメッセージだ」

「私たちはここにいる選手たちが持つ質を認めているし、彼らの強みを最大限発揮できるように努めている。特定のことをするための試合もあれば、別のことをしなければならない試合もある。私の意見ではエヴァートン戦はとても重要で、チームに利益をもたらすことが本当に重要だった」