ピーチウーロン(ローソン提供)

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ローソンの「ピーチウーロン」のパッケージが「なんの商品かわかりづらいけどかわいい」としてX(ツイッター)上で話題になっている。J-CASTニュースはパッケージデザインの採用意図をローソン(東京都品川区)に聞いた。

「また分かりづらいけど絵は可愛くて好き」

話題となっているのは2023年7月25日発売の「ピーチウーロン」。カピバラやアルパカといった動物のイラストを使ったパッケージデザインで、手書き風の文字で商品名の記載はあるものの、イラストと商品に関連性は見られない。パッケージはイラスト違いで8種類ある。

ローソンは2020年にプライベートブランド(PB)の商品パッケージを、文字やイラストを小さくしたシンプルなデザインに一新したものの、消費者から「おしゃれ」「わかりづらい」など賛否両論の声が寄せられ話題となった。その後、ローソンはPBのパッケージを商品ビジュアルが目立つデザインに変更している。

過去のPBの話題を受け、X上では今回のピーチウーロンのパッケージも「わかりづらい」ものの、それを気にさせないほどイラストが「かわいい」とするコメントが寄せられている。

「また分かりづらいけど絵は可愛くて好き」「流石にかわいすぎる」「情報の無さを許してしまう可愛さ」

パッケージデザインの意図は

このパッケージデザインの意図についてローソンは9月4日、J-CASTニュースの取材に対し「2023年7月に発売した、『ピーチウーロン 240ml』(税込100円)のイラストについては、動物が人間の日常をシュールに表現しています。動物に癒しを求める人が多いと言われている中、商品のパッケージでもほっこりしてもらいたいとの想いを込めて発売しました。同時に『こんぺいとう 30g』(税込135円)も発売しました」と回答。「ピーチウーロンは一部地域では販売終了しました。こんぺいとうについては現在一部店舗での販売となっています」と補足した。

以前PBが話題になったことを意識してデザインしたかどうかという問いには、「これらの商品パッケージにつきましては、10代〜20代の方を中心に『何これ?』とコミュニケーションのひとつのきっかけにしていただく事を考えて発売しました。統一性を持たせているPB商品のデザインとは異なる視点で作りました」とした。