8月13日夕方、富士山の御殿場口下山道を下山中に体調不良となった60代の会社員の男性が、警察や消防に救助されました。男性にけがはありませんでした。

警察によりますと、13日午後6時頃、富士山御殿場口下山道大砂走りで「体調不良で、1人で動けなくなっている人がいる」と別の登山者から警察に通報がありました。警察の山岳遭難救助隊員2人と消防隊員3人が救助に向かい、午後9時過ぎ、6合目付近で男性を救助しました。

救助されたのは浜松市に住む会社員の男性(62)です。男性にけがはありませんでした。救助した際、男性は通報した別の登山者と一緒にいて、救助隊が介添えしながら自力で歩いて下山したということです。

男性は12日午後7時から登山を始め、山小屋には泊まらず13日午前9時に登頂し、下山している最中に疲労や寒さから低体温症のような状態になってしまったということです。

男性は普段から登山をしていて、富士山にも何回か登った経験があるということです。