夏休み真っ只中。子どもがいる家庭では遊びに出かけたり、宿題を進めたり、さまざまな予定を立てていることでしょう。夏休み中の学習を効率よく進めるため、夏期講習に通う予定の家庭も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが、夏期講習にかかる費用です。子どもの学年や学習目的により、夏期講習費用はどのように変わるのでしょうか。

年齢が上がるごとに夏期講習費用の平均額も上がる傾向

出典:テラコヤプラス by Ameba「『塾の夏期講習』に関するアンケート」

テラコヤプラス by Amebaが、「『塾の夏期講習』に関するアンケート」を実施。小学校1年生から中学校3年生の子どもが通う夏期講習にかかった費用について調べたところ、平均費用が最も高かったのは中学3年生で約6万4,111円でした。ほとんどの中学生が高校受験を控え、学校の勉強だけでなく受験対策が必要なことから、特別講座などの費用がプラスアルファでかかっていると考えられます。
小学生は、学年が上がるごとに夏期講習費用が増える傾向ですが、中でも小学校3年生から4年生にかけて、平均費用が約1万円も上がっています。このあたりから、受験対策用の講座などに参加する子どもが増え、平均費用も上がっていると予測できます。

出典:テラコヤプラス by Ameba「『塾の夏期講習』に関するアンケート」

また、小学校6年生になると再び、平均費用が一気に上がります。学校の予習・復習が目的なのか、中学受験対策なのかにより夏期講習費用も変わり、中学受験しない小学校6年生の夏期講習費用は平均で約3万1,032円、中学受験をする小学校6年生の夏期講習費用は平均で約7万4,123円でした。中学受験をする小学校6年生の夏期講習費用は予定している受験内容などにより大きく異なり、中学受験をした家庭の38.6%が10万円以上支払っているという結果も出ています。

夏期講習の受講費用以外にも、教材費や交通費、昼食代などがかかり、普段通っている塾でなければ入塾費用が発生することもあります。「こんなにお金がかかるの?」と驚いた人も多いのではないでしょうか。
夏期講習を通じて学習意欲を向上させたい、成績アップを目指したいと考えているのであれば、今後に向けて早めに情報を収集し、金銭的に無理のない計画を立てましょう。