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 既報通りトム・クラウスが、RBライプツィヒから1.FSVマインツ05に移籍することが発表された。ドイツU21代表MFは完全移籍で加入、移籍金額はおよそ500万ユーロで、さらに成果に応じて最大200万ユーロが上積みされる仕組み。契約期間については「長期」とだけ明かされている。

 スウェンソン監督は、「まだ若いがすでに高いレベルで多くの経験を蓄積しており、さらなる自身とクラブについても高みを目指す向上心も持ち合わせた選手だ。ともにステップアップのために適した存在であると感じられることは、トムにとってもマインツで成功するためのいい足掛かりとなることだろう」とコメント。

 昨季はシャルケにレンタル移籍するもブンデス2部降格、さらにその後に臨んだU21欧州選手権ではグループリーグ最下位と屈辱が続くクラウスは、改めてライプツィヒからの退団について「定位置争いが激しく、いまはとにかく多くのプレーができる、そしてサポートを受けられる環境が必要だと思う」とキッカーに対して説明。「監督や首脳陣との話し合いを経て、自分自身成長していきたいと思うしもっといいプレーをみせていきたい」と意気込みを語った。

 シュミットSDは「トムはそのスタイルとメンタリティの両面において、マインツにとてもフィットした選手。チームのストラクチャーを完璧に補完しいてくれる存在となるだろう」と期待をかけており、一方でマインツ側の視点でみれば、中盤においてアントン・シュタッハや、レアンドロ・バレイロ(ともに契約最終年度)の動きに備え先手を打った格好ともいえそうだ。

Ab jetzt in !
Wir freuen uns auf dich, Tom Krauß! #Mainz05 pic.twitter.com/pcHh6ROucN

- 1. FSV Mainz 05 (@1FSVMainz05) July 14, 2023