小栗旬さん(2017年撮影)

写真拡大

俳優の小栗旬さんが、2023年7月6日放送のトーク番組「トークィーンズ」(フジテレビ系)に出演。俳優としてブレークするきっかけとなったドラマ「花より男子」(TBS系)の花沢類役について、「こんな役やりたくなかった」と当時の葛藤を明かした。

思い描いていた役者像とのギャップ「アイドル的人気に...」

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)での主演をはじめ、今や日本を代表する俳優となった小栗さん。スタジオでは、そんな小栗さんが出演した映像作品を振り返るとともに、仲の良い俳優仲間からのタレコミなどを元に、小栗さんの素顔に迫った。

なかでも注目が集まったのは、2005年に放送されたドラマ「花より男子」について語った場面。小栗さんが演じたのは、ヒロイン・牧野つくし(井上真央さん)に恋心を抱く、花の4人組「F4」の花沢類。幼馴染である道明寺司(松本潤さん)とは真逆の、クールながらもマイペースで、いつもつくしを理解しようとする姿勢は、多くの視聴者のハートを掴んだ。

類役について、小栗さんは「ホントにブレークっていう感じのことをさせてもらって...」と、きっかけを与えてくれた役であると感謝。しかし、当時は「花沢類がものすごくヒットしたときは、ホントに俺はこんな役やりたくなかったのにって思ってた」とし、「アイドル的人気に自分がなっていくような姿にあうのも、すごく照れくさいのもありました」と、自身の描く役者像とは異なっていたと明かす。

ある時期から天狗に? 当時の葛藤を告白

しかしながら、「(自分の中に)二面性がやっぱりあって。やっぱり注目を浴びたかったし、どこかに行って女性に『わー!花沢類だ!小栗旬だ!』とかって言われるとやっぱりイヤな気はしない。でも部屋に戻ると『俺はこれがしたくてここに来たんだっけな?』とかって思ったりする自分がいて」と葛藤していたとも。

また、2007年放送の「花より男子2(リターンズ)」の頃は、さらに人気が爆発して「なんでそんなになったんだろうってぐらいブワーッて言われて。だから、鼻がこれぐらい(高く)なってましたね」と、天狗になっていた時期もあったと笑顔で振り返るのだった。