真面目に走るかどうかがカギのフルオール(21年9月撮影、ユーザー提供:sapphireさん)

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 中京11Rのマレーシアカップ(3歳上・3勝クラス・ダ1800m)はフルオール(牡4、美浦・斎藤誠厩舎)の一変にかける。

 昇級後は2桁着順が続くが、決して力負けではない。4走前でも4角で外に膨れて一旦減速したように、とにかく真面目に走らないタイプ。前々走が明らかに負け過ぎといえる5秒2差の最下位16着なら、前走も最後方からバテた馬をかわしただけ13着だから、力を発揮しているとは思えない。

 好メンバー相手に完勝した5走前の1勝クラス、好位から接戦を制した3走前の2勝クラスの勝ちっぷりから見て、現級通用の器。クセ馬の扱いに長けた池添謙一騎手との新コンビで真剣に走れば、勝ち負けに持ち込めるはずだ。