前走、ドバイシーマCに臨んだシャフリヤール(撮影:高橋正和)

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 休養中のダービー馬シャフリヤール(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)が、復帰戦の札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)に向けて再来週にも函館か札幌競馬場に入厩することになった。所属するサンデーサラブレッドクラブが6日、ホームページで発表。同馬は札幌記念をステップに、BCターフ(3歳上・米G1・芝2400m)への参戦を視野に入れている。

 シャフリヤールは、父ディープインパクト、母ドバイマジェスティ、その父Essence of Dubaiという血統。

 2020年10月、京都競馬場での2歳新馬戦でデビュー。2戦目の共同通信杯で3着となり、続く毎日杯にて全兄アルアインとの兄弟Vを達成した。21年の日本ダービーでは、鋭い末脚で後の年度代表馬エフフォーリアをハナ差で差し切り勝ち。鞍上の福永祐一騎手(現・調教師)はダービー連覇となった。

 その後、神戸新聞杯を経てジャパンCに出走。1コーナーで内ラチに接触するアクシデントがありながらも、3着に好走した。昨年はドバイと英国へ遠征を行い、始動戦のドバイSCでは、21年BCターフ覇者ユビアーを抑え、日本ダービー馬として史上初の海外G1タイトルを獲得。

 1番人気に支持された22年のジャパンCは、直線で先頭を窺うところまで上がったが、内からヴェラアズールに抜け出され2着。今年始動戦のドバイシーマCは5着だった。通算成績は11戦4勝。