どんな人が「イケおじ」と呼ばれている? 令和版「イケおじ」の新定義が調査で明らかに
みなさんは「イケおじ」を聞くと、どういう人を思い浮かべますか?

「ダンディな雰囲気」
「スタイルがいい」
「ファッションセンスがいい」
「お金と時間に余裕がある」

など様々な意見があるかと思います。

元々「イケおじ」という言葉は、2000年代後半に「好印象を抱かれるイケている中高年男性」を指すネット上のスラングとして誕生。その後、徐々にメディアでも取り上げられるようになり、マンガやドラマをきっかけにさらに注目が高まりました。

そんな「イケおじ」ですが、実際にどんな人が「イケおじ」と呼ばれているのでしょうか?

AI婚活アプリ『バチェラーデート』では、「イケおじ」の定義について男女1,054名に調査を実施。その結果、令和時代になり「イケおじ」のイメージや印象が多様化していることが明らかになりました。

そもそも何歳からおじさん?令和の新定義が明らかに

そもそも世間一般的に何歳からおじさんなのでしょうか?

男女それぞれに「何歳からおじさんだと思いますか?」と質問したところ、女性回答は41.9歳、男性回答は40.9歳となり、男女合算の平均値でおじさんは「41歳から」であることが判明しました。ちなみに、今年41歳となる著名人には小栗旬さん、永山瑛太さん、綾野剛さん、斎藤工さん、藤原竜也さん、向井理さん、櫻井翔さんなどがいます。



また、「イケおじと聞いてイメージするものはどれですか?」と質問したところ、女性回答の1位は「清潔感がある」、次いで2位は「センスがいい」、3位は「スタイルがいい」でした。

反対に「イケおじに当てはまらない」の女性回答の1位は「高学歴」、次いで、2位は「高級な車や時計」、3位は「ヒゲが似合う」という結果となったそうです。

バチェラーデートでは、以前に「令和版ハイスペ男性の新定義」を調査し、従来のハイスペック男性の定義「高年収」「高学歴」「高身長」である「3高」から、令和では「高年収」「コミュニケーション力」「マナー力」が新たなハイスペックの定義であることを発表。今回のイケおじ調査でも、3高要素の一つである「高学歴」は最下位となり、「高収入」に近い要素である「経済的余裕」や「高級な車や時計」もあまりイメージに当てはまらないという結果になりました。このことから、外見やスペックよりも、今はより内面を重視する時代となっていると言えそうです。

今回の調査では、男女全世代を通してほぼ同様の結果となったため、バチェラーデートによると、「令和のイケおじ」は「清潔感とセンスがあり、スタイルの良い男性」と定義したそうです。

「イケおじも多様化」内面的要素を求める女性も増加

男女でほぼ共通の回答となった令和のイケおじのイメージですが、世代別では、回答に差が生まれた項目もあったそうです。



最も差分が開いた部分に世代別で注目すると、Y世代女性(35歳〜45歳)では、Z世代に比べ「面白い」や「お茶目な一面」、「知的」、「優しい」といった振る舞いや内面の魅力を求める割合が高く、Z世代女性(18歳〜26歳)では、Y世代に比べ「高学歴」や「高級な車やと時計」、「ヒゲが似合う」といった外見やスペックを求める割合が高い傾向にあることが判明しました。

Y世代の回答には、

「27の頃に40代の男性とお付き合いしていました。大人の余裕とユーモア溢れる会話やセンスで同世代には感じない魅力がありました。(30代女性)」
「45過ぎの会社の方、基本的にものすごく優しいがちゃんと言うべきところは言ってくれ、かつ嫌な気分にさせない良い方だった。異性としても素敵な方で、とてもモテるんだろうなと思います。(30代女性)」


といった回答があり、女性は男性との年齢差が縮まるにつれ、恋愛対象となる可能性が高まり、より内面的な魅力を重視するのかもしれません。

さらに、男女で持つイメージの差分に注目すると、最も差が開いたのは「優しい」で17.8%、次いで、「清潔感」で14.7%、「誠実」で14.4%。反対に差が最も開かなかったのは「高級な車や時計」で1.7%、次いで、「ヒゲが似合う」で3.0%、「高学歴」で7%でした。

調査結果では、男性が考えている以上に女性はイケおじへの内面的要素を重要視していることが分かりました。

著名人のイケおじランキングも発表

「清潔感とセンスがあり、スタイルの良い男性」と定義された令和のイケおじですが、世代別でみると「可愛さ」や「面白さ」もイケおじとしての要素に含まれており、イケてるおじさんは多様化していることが分かりました。

調査結果を踏まえて、バチェラーデートでは、タイプ別で著名人のイケおじランキングも調査しランキングを発表しています。





■ダンディ部門
「ダンディなイケおじ」1位は俳優の竹野内豊さんでした。2位にランクインした反町隆史さんとW主演のドラマ「ビーチボーイズ」などで人気を博し、端正なルックスに渋い口髭が印象的です。歳を重ねるごとに増す色気や落ち着きのある声、最近ではコミカルな役もこなす姿に全年代から票が多く集まりました。

■ゆるかわ部門
「ゆるかわなイケおじ」1位はムロツヨシさん。独特なキャラクターからシリアスな役まで演じきる個性派俳優。圧倒的な面白さの中に可愛らしさが共存し、バラエティ番組で垣間見られる自由で自然体な姿から、ゆるかわなイメージを抱く人が多いようです。

■爽やか部門
「爽やかイケおじ」1位はダンディ部門に続き竹内豊さんが輝きました。とにかく笑顔が爽やか過ぎるとの声が多数!また僅差で2位の俳優の西島秀俊さんも、ダンディ、ゆるかわ、さわやか部門を横断してランクイン。プライベートのストイックな姿からドラマで見せるお茶目な姿まで様々な好印象を持たれているようです。まさに全方位イケおじかもしれませんね。

■おもしろ部門
「おもしろイケおじ」部門1位はMCもこなす俳優の沢村一輝さん。元モデルで高身長のイケメンにも関わらず、エロ男爵の異名を持ち、バラエティ番組で繰り広げる軽快で直球の下ネタトークが突き抜けていて逆に面白いと、芸人さんを抑えての1位となりました。

リアルな婚活男性に聞いたイケおじになるための秘訣とは?

「イケおじ」と一般的な男性の違いはどのように生まれるのでしょうか。バチェラーデートが現在40代の経営者である高評価男性へインタビューを実施したところ、イケおじになるべく努力したことについて、

「20代はとにかく仕事漬けの日々で、自身の市場価値やスキルを高めることに集中していました。その後、独立したことで環境が大きく変わり、それまで疎かにしていた睡眠や食生活改善にも目を向けました。30代前半からスキンケアやトレーニング、無理しない範囲での食事制限を続けています。最低でも週3日はジムで汗を流し、体脂肪率は12〜13%を維持しています」


と語り、日々の努力を惜しまず自分磨きに力を入れている様子。

また、イケおじになるためのアドバイスとしては次のように語っています。

「ただ、振り返ると、ストイックになることや新しい挑戦をし続けることが大事だったと思っています。20〜30代に仕事に全力を注いだおかげで、自信と実力がつき、コンディションにこだわることで今のスタイルと若々しさが持てました。そして、常に学びは欠かさないようにしていて、勉強もそうですが敢えて20代で流行っているコンテンツに触れたり、外でのコミュニケーションを増やしたりすることが、柔軟な思考を持つことに繋がった思います」


今回の調査結果では、男性が考えている以上に女性はイケおじへの内面的要素を重要視していることが分かりました。内面的要素は振る舞いや気遣い等、すぐに実践し改善することが可能です。30代〜50代の恋活男性は、シンプルな服装の着こなしで清潔感を出したり、レディーファーストなどお相手を思いやる気持ちを常に意識すると良いかもしれませんね。


■調査概要
(1)『イケおじ』に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国に住む18〜59歳の男女1054人
調査実施日:2023年5月29日〜6月6日

(2)『イケおじ』に関する調査(芸能人ランキング)
調査方法:インターネット調査
調査対象:バチェラーデート女性ユーザーの20代〜40代の女性1092名
調査実施日:2023年5月30日〜6月6日