宝塚記念の過去10年脚質データ(c)netkeiba.com

写真拡大

 6月25日(日)に阪神競馬場で行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)について、過去10年の脚質データから的中へのヒントを探る。早速だが、脚質別の成績は以下の通り。

【逃】0- 2- 2- 6/10 勝率0.0% 複勝率40.0%
【先】8- 2- 3- 25/38 勝率21.1% 複勝率34.2%
【差】2- 2- 4- 40/48 勝率4.2% 複勝率16.7%
【追】0- 3- 1- 41/45 勝率0.0% 複勝率8.9%
【マ】0- 1- 0- 1/ 2 勝率0.0% 複勝率50.0%

 直線が短い内回りコースで行われるとあって、やはり先行馬が好成績。逃げて勝利した馬はいないが、複勝率は40%なので決して悪い数字ではない。1コーナーの位置取り別に見てみると、1角7番手以内だった馬が9勝。ここが勝負の分かれ目になりそうだ。

 そして、もうひとつヒントを挙げれば、逃げや先行馬が有利とはいえ、鋭い末脚を使えないと好走が難しい点。過去10年の勝ち馬のうち、6頭が上がり1位で、9頭が上がり3位以内だった。直線一気などの一芸に秀でた馬よりも、いわゆる「テン良し、中良し、終い良し」のタイプが向く舞台なのだろう。

 位置取り不問のイクイノックスはもちろんのこと、位置も取れて安定した末脚を発揮できるジャスティンパレス。穴っぽいところでは、カラテやダノンザキッドあたりにも注意を払いたい。