昨年のホープフルSを制したドゥラエレーデ(ユーザー提供:keiuskeさん)

写真拡大

 宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)の舞台となる阪神芝2200mは、ドゥラメンテ産駒の十八番だ。延べ11頭と出走回数こそ少ないが、昨年の宝塚記念をタイトルホルダーが圧勝するなど、[3-2-2-4]の勝率27%、複勝率64%。特定の馬が何度も好走したのであればアテにできないが、3着以内の7頭は全て異なる馬。また、1番人気に推された馬は1頭もいないので、コース適性を味方に好走していることは明白だ。

 宝塚記念にはドゥラエレーデ(牡3、栗東・池添学厩舎)が参戦する。昨年のホープフルSでは番手追走から、ゴール前で逃げるトップナイフを捕らえてGI初制覇。続くUAEダービーでも2着に踏ん張ったように、芝ダート兼用の先行粘り込みタイプだ。スタート直後につまずいた前走の日本ダービーを除くと、コーナー4つのコースでは[2-2-0-0]の連対率100%。それだけに持久力が求められやすい阪神芝2200mは合うだろう。

 並み居る強豪古馬が相手とあって楽ではないが、未知の魅力はある。53kgの軽量も味方に、前々から粘り込んでも驚けない。