現役屈指の“道悪巧者” 宝塚記念でGI初制覇を狙う

　道悪なら侮れない存在となるか。古豪モズベッロ(牡7、栗東・森田直行厩舎)が宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)でGI初制覇を狙う。

　モズベッロは20年の日経新春杯で重賞初制覇。さらに同年の宝塚記念で3着(12番人気)、21年の大阪杯で2着(6番人気)と、阪神のGIで好走を連発した。その後は不振が続き、故障で長期休養も強いられたが、今春に復帰すると徐々に復調。前々走の新潟大賞典で4着に健闘すると、前走の鳴尾記念も見せ場たっぷりの6着。直線でスムーズに捌けていれば、もう少し上があったのでは…と思わせる内容だった。

　今回は一気に相手が強くなるので楽ではないが、そこは現役屈指の道悪巧者。2回のGI好走時と同じように道悪となれば、上位争いに食い込めていい。