序盤の大量失点も響き、リヴァプールに敗れたトッテナム photo/Getty Images

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トッテナムは4月30日、プレミアリーグ第34節でリヴァプールと対戦し、3-4の敗戦を喫した。

敵地での戦いということもあってか、立ち上がりから苦戦を強いられたトッテナム。3分、5分と立て続けにゴールを奪われると、14分にもPKを与えてしまい、開始15分で3失点を喫する。その後、ハリー・ケイン、ソン・フンミン、リシャルリソンのゴールで、一時試合を振り戻す場面もあった。しかし、最後はミスからリヴァプールに勝ち越しゴールを許している。

この結果、4試合連続で白星がない(3敗1分)トッテナムは6位に後退。勝ち点差「2」で8位につけるブライトンが、3つも消化試合が少ないため、来季の欧州コンペティションの出場権獲得に黄色信号がともっている。

今節のリヴァプール戦もそうだが、特に直近は「試合への入り方」が良くなく、トッテナムは序盤での失点が目立つ。データサイト『opta』によると、トッテナムは今季、プレミアリーグの試合で開始15分までの失点数が「13」。リーグワーストだという。

また、プレミアリーグの過去を見ても、1シーズンのうちに同時間帯でこれ以上の失点を喫したのは2011-12シーズンのウルブズ(16失点)、1994-95シーズンのイプスウィッチ(15失点)、1993-94シーズンのシェフィールド(14失点)の3チームだけだという。なお、上記の3チームはいずれも、このシーズンに降格の憂き目にあっている。つまり、それほど今のトッテナムは、「試合への入り方」が悪いということだ。

残すところ4試合。トッテナムは最低でもトップ6では終わりたいところだが、はたして。同クラブは次節、ホームにクリスタル・パレスを迎え入れる。