「たま」 石川浩司 が明かす『イカ天』出演をめぐるメンバー内での紛糾 【伝説の“イカ天バンド”に会いたい!】
ex.たま/石川浩司(Vo・Per)
FLYING KIDS、BEGIN、人間椅子ほか、数多くの人気バンドを生んだ『いかすバンド天国』(TBS系)。本格派からイロモノまで、平成の音楽シーンに伝説を残したアーティストたちの今を直撃だい!
今回話してくれたのは、「たま」の石川浩司(Vo・Per)。3代目グランドイカ天キング(5週勝抜、1989 年11月11日〜12月9日出演)として知られている。
■メンバー内で紛糾した『イカ天』への出演
イカ天に出るか? 出ないか? それが問題だった。
「知久(寿焼)さんと僕はテレビに出演すれば地方でのライブもやりやすくなると思っていて、柳原(陽一郎)さんと滝本(晃司)さんは、『イカ天ブームに乗るのは違うだろう』と。そんな様子を見かねた女性マネージャーが勝手に応募して出演が決まりました」
じつは『イカ天』に出る前、「たま」は審査員を務める伊藤銀次のラジオ番組に出演していた。
「東京で話題のバンドということでゲストとして呼んでいただきましたが、伊藤さんに『君たちみたいなバンドは出ないほうがいいよ』って言われました(笑)。僕らはアングラな音楽を一生やっていけたらいいなと思っていたけど『イカ天』に出て有名になってしまってプライベートがなくなったのがつらかったですね。
でも、おかげで還暦過ぎまで楽をして生きてこられました。現在もメンバーは全員ソロで活動しているので、ぜひライブにお越しください!」
写真・木村哲夫、長谷川新、後藤克佳