ロッテ・山口航輝 (C) Kyodo News

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○ ロッテ 2 − 1 西武 ●

<3月19日 ZOZOマリン>

 ロッテが19日、西武とのオープン戦に2−1で勝利。「4番・左翼」で先発出場した山口航輝が本塁打含む3打数2安打2打点と自慢の打力を発揮し、チームの全得点を挙げる活躍を見せた。

 まずは初回、二死二塁のチャンスで打席が回ると、西武の先発・エンスが投じた4球目のカットボールを力強く振り抜いてレフトへ弾き返す適時打。先制点をもたらす。

 さらに1−1の同点で迎えた4回裏には、フルカウントからのチェンジアップを迷いなく強振。高々と舞い上がった打球は左中間スタンドに吸い込まれる勝ち越し本塁打となった。

 また、2−1の9回表にはドラフト1位ルーキー・菊地吏玖がオープン戦初登板。緊迫する場面での登場となったが、ゆったりとしたフォームから140キロ台中盤の速球をテンポ良く投げ込み8球で2つのアウトをゲット。

 最後は西武のドラフト1位ルーキーで同じ大卒の蛭間拓哉との対決となったが、ここでもコーナーを丁寧に攻め、最後は146キロの速球で空振り三振。ガッツポーズで試合を締めくくった。

 敗れた西武はロッテの投手陣を前に1得点と打線が沈黙。それでも、エンスの後を受けた平良海馬が5回から8回までの4イニングを56球、被安打は2本、無四球・3奪三振の好投。この日も左打者の内角を抉る切れ味鋭いカットボールが猛威を振るった。

 今季から先発に挑戦している6年目右腕だが、これでオープン戦は計3戦・14イニング無失点。開幕ローテーション入りに向けて順調な仕上がりをアピールしている。

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