ゲーミングPCのパーツや周辺機器の中にはRGBライトが組み込まれているものがあり、実用性だけでなく見た目のかっこよさも追求するユーザーから人気を集めています。新たにソフトウェア開発者のAlbacore氏が、Windows 11の最新機能を一足早く試せるWindows 11 Insider Previewで2023年2月9日にリリースされたBuild 25295で、「ゲーミングPC周辺機器のRGBライトをコントロールする機能」が見つかったと報告しました。



Microsoft is adding native RGB lighting controls to Windows 11

https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/microsoft-is-adding-native-rgb-lighting-controls-to-windows-11/

Windows 11 will soon control your RGB lighting for PC gaming accessories - The Verge

https://www.theverge.com/2023/2/10/23593977/microsoft-windows-11-rgb-control-pc-gaming-accessories

Windows 11 could get a feature for controlling RGB lighting | Engadget

https://www.engadget.com/windows-11-could-get-a-feature-for-controlling-rgb-lighting-232811723.html

Albacore氏は2023年2月10日、Windows 11 Insider PreviewのBuild 25295に「RGBライトをコントロールする機能」が存在することを報告しました。RGBライトの設定はWindows 11の隠し機能として開発されているとのことで、Albacore氏は設定項目のスクリーンショットを公開しています。

以下のスクリーンショットを見ると、設定画面の「Lighting」の項目に「Gaming KB」「Stream Deck MK.2」「Precision Mouse」「ROG Strix HS」など、RGBライトを制御可能な周辺機器が並んでいるのがわかります。Albacore氏は試しに「Gaming KB」をクリック。



すると、「Brightness(明るさ)」「Lighting effect(ライティングエフェクト)」「Effect speed(エフェクトの速度)」「Color(色)」「Match my Windows accent color(自分のWindowsの色に合わせる)」といった設定項目が表示されました。



Albacore氏によると、Microsoftは2018年からRGBライトの設定について(PDFファイル)言及していたとのことです。

光るタイプのゲーミングPCではケース・グラフィックボード・ファン・電源などのパーツにRGBライトが組み込まれているほか、キーボードやマウスなどの周辺機器にもRGBライトが組み込まれているものがあります。しかし、異なるメーカーから購入したRGBライト搭載パーツを組み合わせた場合、各パーツのライトが光るタイミングや色を同期させるのは困難です。一部のサードパーティー製アプリは「すべてのRGBライトをまとめて調整できる」とうたっていますが、テクノロジー系メディア・EngadgetのライターであるIgor Bonifacic氏によると、これらのアプリはうまく機能しないことも多いそうです。

そのため、Windows 11 Insider PreviewのBuild 25295で発見された「RGBライトをコントロールする機能」は、光るゲーミングPCのユーザーにとって大きな恩恵になり得ます。ITニュースサイトのBleepingComputerは、マウスやゲーミングキーボードといった周辺機器のRGBライトを制御する機能がデフォルトでWindows 11に追加されることで、バグやセキュリティ上の欠陥に満ちているサードパーティー製ソフトウェアをインストールする必要がなくなると述べています。

記事作成時点では、MicrosoftはRGBライトの設定機能について公式発表していないものの、今後のアップデートでリリースされる可能性が高いとみられています。