「AKB48」の岡田奈々(写真・Imaginechina/時事通信フォト)

 11月23日に放送された、生放送の音楽特番『テレ東音楽祭2022冬〜思わず歌いたくなる 最強ヒットソング100連発〜』(テレビ東京系)での「AKB48」の歌唱が波紋を呼んでいる。

 10月19日に発売された60枚めのシングル「久しぶりのリップグロス」を披露したAKB48に、放送直前、自身のTwitterで卒業を発表した岡田奈々(25)の姿があった。

 11月19日、「文春オンライン」に、俳優・猪野広樹(30)との交際が報じられたが、卒業発表とともにその件の謝罪コメントを出したばかり。そうしたなかで『テレ東音楽祭』に登場したAKB48だが、生歌唱を観た視聴者から、こんな声があがっていた。

《いつもなら目線交わしてたシンメのゆいりーが、向かい合わせの時以外は目を合わせようとせず、岡田奈々だけがゆいりーに視線向けて、最後ゆいりーの方に手を伸ばしたの、色々と考えてしまうな…》

《AKB48 久しぶりのリップグロス ゆいりーがなあちゃんの方を全然見てない。みーおんはすっごくやつれてた》

 笑顔でパフォーマンスしていた岡田だが、曲の冒頭でメンバーの村山彩希(ゆいり・25)と並びになる場面で、村山が岡田の “目線” に応じなかった、という勘ぐりがネット上で起きているのだ。

『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)や『CDTV ライブ!ライブ!』(TBS系)といったレギュラー番組のほか、特番の『FNSラフ&ミュージック〜歌と笑いの祭典〜』(フジテレビ系)など、 最近は生放送の音楽番組がSNSで話題になることが多い。

 こうした番組の増加傾向について、芸能記者はこう話す。

「生放送の歌番組は、ネット上で “バズる” ことが多く、注目を集めています。多くは『意外な人物の歌唱がうまい』とか、『この組み合わせで曲を披露するんだ』という視聴者の驚きによるものです。しかし、生放送にはハプニングがつきもの。出演者が、思わぬかたちで話題になるリスクもあります」

 先日、平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)の3人のメンバーの脱退と事務所退社が発表された「King&Prince」(以下、キンプリ)も生放送での様子が波紋を呼んでいた。

 脱退発表は、11月4日午後11時過ぎにおこなわれたが、この日の午後9時から、キンプリは『ミュージックステーション』に出演していた。

 この日は、同じジャニーズ事務所から「SixTONES」も出演していたため、放送の冒頭で、King&PrinceとSixTONESのメンバー同士が「〇〇に言いたいこと」を発表するというくだりがあった。

 そこで、岸はジャニーズJr.時代からお世話になっているという、SixTONESの田中樹(27)に対して、「デビューしてからあんまり連絡とかもしてこなくて、(僕のことを)かわいくないのかな?(と思っている)」とぶつけた。

 すると、田中はデビューしてからの岸は “自立” してしまい、「物足りなくなって、別の後輩をかわいがっています」と告白。続けて、「もう、下手したら(岸の)連絡先も消えてます」と冗談を飛ばしていた。

 それにツッコミを入れつつ、岸は手で “電話のジェスチャー” を作り、「あとで連絡します」と返す、ひと幕が繰り広げられた。

 さらに、SixTONESのジェシーから、「(岸は)ご飯行きましょう、と言うんですけど、ぜんぜん連絡がないんですよ」と暴露される場面も。

 それから約2時間後、岸らの脱退が発表されると、ネット上にはこの場面を思い返す声があふれた。

《タモリさんに岸くんとの関係性を聞かれた田中樹くんが、「岸は昔かわいがっていたけど、自立しちゃったから、今は別の子かわいがってる」ってコメントをしてた。笑いに包まれたけど、樹くん、知ってたよね……》

《あっ、Mステで樹が最近、岸が自立してきてみたいなのってそういうこと?? もう次に向かって歩き始めてるの?》

 やりとりの “真意” は本人たちにしかわからないが、出演者たちの気持ちが思わぬ形で表面化した可能性は高そうだ。

「グループアイドルというのは、デビュー時から長い時間ともに時間を過ごしています。AKBの岡田さんと村山さんのように、メンバー同士の仲のよさを好んでいるファンも多い。そのぶん、生放送の一挙手一投足は注目されてしまいます。ほかの視聴者から見れば、なんてこともない場面でも、大きな話題になりやすいのでしょう」(前出・芸能記者)

 AKB48は落選したが、キンプリは大晦日の『NHK紅白歌合戦』に出場する。そこでは、どんな「ドラマ」が待っているのか。