短時間で味がしみるコツは煮る前に「焼く」こと！大根のこうばし煮物3選
大根というと、火通りに時間がかかるイメージですが、ちょっとした簡単テクを加えるだけで、手早く味がしみておいしくなるんです。今回は、煮る前に「焼く」ことで、こんがりがうまみの素になり、短時間で味がしみる「こうばし煮もの」をご紹介します。
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■焼き大根と手羽中の照り煮
しょうがが味のアクセント！味がしみしみでおいしい
［ 材料・2〜3人分 ］＊1人分124kcal／塩分2.5ｇ
大根 ...大1/3本（約400ｇ）
とり手羽中 ...6本
しょうが（皮つき）の薄切り ...4枚
しょうゆ ごま油 砂糖 酒
［ 作り方 ］
1．大根は大きめの一口大の乱切りにする。手羽中は骨に沿って1本切り目を入れ、しょうゆ小さじ1をまぶす。
2．フライパンにごま油小さじ2を中火で熱して1を入れ、時々転がしながら、しっかり焼き色がつくまで3〜4分焼く。フライパンのあいたところに砂糖大さじ1を加え、約30秒熱してあめ色にする。全体にからめ、酒大さじ2をふる。
3．しょうが、水2と1/2カップ、しょうゆ大さじ2と1/2を加え、煮立ったらふたをして、弱めの中火で20〜30分煮る。
砂糖をあめ色にすることで、深みのある濃厚なコクが生まれます。
■焼き大根のトッポギ風煮
人気の韓国料理をアレンジ。マイルドな辛みで食べやすく
［ 材料・2〜3人分 ］＊1人分316kcal／塩分3.4ｇ
大根 ...1/3本（約300ｇ）
さつま揚げ ...3枚（約180ｇ）
万能ねぎ ...1/4束
白菜キムチ（カットタイプ）...80ｇ
おろしにんにく ...1/2片分
切りもち ...4個
ごま油 みそ 砂糖
［ 作り方 ］
1．大根は1cm四方、4cm長さの棒状に切り、万能ねぎは3cm長さに切る。切りもちは縦長にして縦4等分に切る。さつま揚げは水けを拭いて1.5cm幅に切る。
2．フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、大根を転がしながら約3分焼き、キムチを加えて約1分炒める。
3．さつま揚げ、水2カップを加え、煮立ったらにんにく、みそ大さじ2、砂糖大さじ1/2を加えて混ぜる。ふたをして、弱めの中火で約15分煮る。もちを加えてやわらかくなるまで約2分煮て、万能ねぎを加えてひと混ぜする。
もちはやわらかくなり過ぎないよう、あとから加えます。
■大根と手羽元の焼きおでん
骨つき肉からうまみがじんわり。にんにくの香りが食欲をそそる！
［ 材料・2〜3人分 ］＊1人分200kcal／塩分1.3ｇ
大根（まん中の太い部分）...12cm（約400ｇ）
とり手羽元 ...6本
玉ねぎ ...1/2個
にんにく ...1片
煮汁
��酒 ...大さじ3
��しょうゆ ...大さじ1
��水 ...3カップ
しょうゆ オリーブ油
［ 作り方 ］
1．大根は2cm厚さの輪切りにし、厚めに皮をむき、片面に細かく格子状の切り目を入れる。玉ねぎは縦半分に切り、にんにくは潰す。手羽元は1本切り目を入れ、しょうゆ小さじ1をまぶす。
骨に沿って切り目を入れると早く火が通り、骨離れもいい。
2．フライパンにオリーブ油小さじ1を中火で熱し、大根を切れ目が入った面を下にして並べ、約3分焼く。上下を返して端に寄せ、あいたところに手羽元、にんにくを入れる。時々転がしながら、手羽元に焼き色がつくまで約3分焼く。
3．玉ねぎ、煮汁の材料を加え、煮立ったらアクを取り、ふたをして弱めの中火で20〜25分煮る。好みで練りがらしを添えても。
＊ ＊ ＊
料理研究家 堤さんより
焼きおでんは、時間があれば一度さまし、食べるときに再度温めると、さらに味がしっかりしみておいしいですよ。
調理／堤 人美 撮影／難波雄史 スタイリング／中田裕子 栄養計算／スタジオ食 編集協力／田子直美
