人に合わせすぎなかくれ繊細さんが「やりたいこと」を見つけるための10のポイント
好奇心が強いにもかかわらず怖がりである。
没頭しやすいけれど長続きしない。
そうした相反する性格特性に心当たりはないでしょうか。もし、自分が当てはまっていると感じたならば、あなたは「かくれ繊細さん」かもしれません。
近年、生まれつき感受性が強く、敏感な気質を持った人をあらわす「HSP(Highly Sensitive Person)」という言葉が社会に浸透してきました。
「かくれ繊細さん」とは、その「HSP」の中でも、共感能力が高く、繊細で傷つきやすい側面(HSP)を、外向性、社交性、積極性、好奇心旺盛さという別の側面(HSS/High Sensation Seeking)でカバーしている人たちのことを指します。
そんなかくれ繊細さんですが、自分のやりたいことを「やりたい」と素直に言えなかったり、やりたいことが見つからずに悩んでしまうことが多いといいます。
それはなぜでしょうか。
『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』(時田ひさ子著、あさ出版刊)には次のように書かれています。
もともと「やりたいこと」はあったし、踏み出せる状態だったのです。
けれども、本当はやりたいと思っている事柄を内に秘めて表に出さないようになり、それを続けてきた結果、本当は何がやりたいかがわからない状態になっているのです。(p.24より)
たとえば、「これをやってみたい」と伝えたときに周囲から良い反応が得られず、それ以来封印してしまった、という経験はないでしょうか。それからやりたいことを人に言わなくなり、いつの間にか自分でも何がしたいのかがわからなくなっていってしまうことがあります。
それだけではありません。「最後までやり通せなかった」という経験や、「自分の正直な気持ちや考え方をネガティブに受け取られてしまった」といった経験なども、やりたいことがわからなくなるきっかけになります。
世間では「やりたいことをやろう」という声が叫ばれています。しかし、やりたいことをやらないようにしようとしている習慣が身についてしまったかくれ繊細さんにとって、その声はプレッシャーになります。そして、「やりたいこともわからないなんて、自分はなんてダメなんだ」と自分を卑下してしまうのです。
■「やりたいこと」のハードルを下げる10個のポイント
かくれ繊細さんは人に合わせすぎてしまい、自分が感じた「やりたい」を蔑ろにしてしまう傾向があります。
ですが、やりたいことを見つけ、それを実践するうえで、人との比較は可能な限りやめておきたいところ。そこで、著者の時田ひさ子さんは、「やりたいこと」で挫折するのを防ぐ10個のポイントを紹介しています。
1、やりたいことはすごくなくていい
2、やりたいことは仕事にならなくてもいい
3、やりたいことは人に評価されなくてもいい
4、やりたいことは得意なことじゃなくてもいい
5、やりたいことはどんどん変わってもいい
6、やりたいことは人のためにも、自分のためにもならなくていい
7、やりたいことは目的がなくてもいい
8、やりたいことは好きじゃなくてもいい
9、やりたいことのために踏ん切りをつけなくていい
10、やりたいことができないときに怠け者認定しなくていい
やりたいことは、誰かから強要されるものではありません。すごいことでなくていいし、それが仕事や稼ぎにつながらなくてもOK。評価なんて考えずに「やりたいかどうか」で始めるものです。もっと自由な設定でいいのです。
◇
本書は、かくれ繊細さんが自分の才能に気付きやりたいことを見つけて、それを実践していくための手助けをしてくれる本です。
著者の時田さんはかくれ繊細さん専門のカウンセラー。時田さん自身もかくれ繊細さんであり、やりたいことをずっと探し続けてきたそうです。
複雑な自分を理解し、本当の気持ちに気付く。そして、行動に移すかどうかを決める。本書はその過程にしっかりと寄り添ってくれるはずです。
(新刊JP編集部)
【関連記事】
人生が好転しない人に見られる「脳のクセ」とその直しかた
心が「闇落ち」しそうになったときに見直すべき3つのポイント
没頭しやすいけれど長続きしない。
そうした相反する性格特性に心当たりはないでしょうか。もし、自分が当てはまっていると感じたならば、あなたは「かくれ繊細さん」かもしれません。
近年、生まれつき感受性が強く、敏感な気質を持った人をあらわす「HSP(Highly Sensitive Person)」という言葉が社会に浸透してきました。
「かくれ繊細さん」とは、その「HSP」の中でも、共感能力が高く、繊細で傷つきやすい側面(HSP)を、外向性、社交性、積極性、好奇心旺盛さという別の側面(HSS/High Sensation Seeking)でカバーしている人たちのことを指します。
それはなぜでしょうか。
『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』(時田ひさ子著、あさ出版刊)には次のように書かれています。
もともと「やりたいこと」はあったし、踏み出せる状態だったのです。
けれども、本当はやりたいと思っている事柄を内に秘めて表に出さないようになり、それを続けてきた結果、本当は何がやりたいかがわからない状態になっているのです。(p.24より)
たとえば、「これをやってみたい」と伝えたときに周囲から良い反応が得られず、それ以来封印してしまった、という経験はないでしょうか。それからやりたいことを人に言わなくなり、いつの間にか自分でも何がしたいのかがわからなくなっていってしまうことがあります。
それだけではありません。「最後までやり通せなかった」という経験や、「自分の正直な気持ちや考え方をネガティブに受け取られてしまった」といった経験なども、やりたいことがわからなくなるきっかけになります。
世間では「やりたいことをやろう」という声が叫ばれています。しかし、やりたいことをやらないようにしようとしている習慣が身についてしまったかくれ繊細さんにとって、その声はプレッシャーになります。そして、「やりたいこともわからないなんて、自分はなんてダメなんだ」と自分を卑下してしまうのです。
■「やりたいこと」のハードルを下げる10個のポイント
かくれ繊細さんは人に合わせすぎてしまい、自分が感じた「やりたい」を蔑ろにしてしまう傾向があります。
ですが、やりたいことを見つけ、それを実践するうえで、人との比較は可能な限りやめておきたいところ。そこで、著者の時田ひさ子さんは、「やりたいこと」で挫折するのを防ぐ10個のポイントを紹介しています。
1、やりたいことはすごくなくていい
2、やりたいことは仕事にならなくてもいい
3、やりたいことは人に評価されなくてもいい
4、やりたいことは得意なことじゃなくてもいい
5、やりたいことはどんどん変わってもいい
6、やりたいことは人のためにも、自分のためにもならなくていい
7、やりたいことは目的がなくてもいい
8、やりたいことは好きじゃなくてもいい
9、やりたいことのために踏ん切りをつけなくていい
10、やりたいことができないときに怠け者認定しなくていい
やりたいことは、誰かから強要されるものではありません。すごいことでなくていいし、それが仕事や稼ぎにつながらなくてもOK。評価なんて考えずに「やりたいかどうか」で始めるものです。もっと自由な設定でいいのです。
◇
本書は、かくれ繊細さんが自分の才能に気付きやりたいことを見つけて、それを実践していくための手助けをしてくれる本です。
著者の時田さんはかくれ繊細さん専門のカウンセラー。時田さん自身もかくれ繊細さんであり、やりたいことをずっと探し続けてきたそうです。
複雑な自分を理解し、本当の気持ちに気付く。そして、行動に移すかどうかを決める。本書はその過程にしっかりと寄り添ってくれるはずです。
(新刊JP編集部)
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