もっともデカイ「ボーイング737」海外披露へ! 動向注目の737MAX長胴型「737-10」 どんな機体?
ファンボロー航空ショーにあわせたもので、「777X」も展示されます!
米国外へのフライトは初
2022年7月18日から始まるイギリス・ファンボロー航空ショーで、アメリカの航空機メーカー・ボーイングが「737-10」を始めとする新型旅客機を展示します。737-10がアメリカ国外へフライトするのは、今回が初とのこと。日本時間14日深夜には、同型機到着の様子が公式SNS上で公開されています。
ボーイング737-10(画像:ボーイング)。
737-10は、ボーイングのロングセラー旅客機「737」シリーズの最新派生型、「737 MAX」のひとつ。初飛行は2021年6月でした。737-10は歴代の737シリーズでもっとも長い、43.8mの胴体をもち、最大230席を搭載することができます。また、在来型の737シリーズと比べて、737-10は二酸化炭素排出量を14%削減し、騒音も50%軽減しているとのことです。なお、国内航空会社でスタンダードな従来型737NG、737-800の全長は39.50m。「737NG」の胴体延長タイプ737-900でも、全長は42.10mです。
一方で737-10は2022年7月、一部航空メディアでボーイング社CEOが「当局側の規制上の理由で、737-10をキャンセルする可能性もありうる」といった趣旨のコメントをしたと報じられており、その動向が注目を集めるなか、ファンボロー航空ショーで国際的に披露されることとなりました。
このほか同航空ショーでは、ボーイング社が開発を進める777の最新派生型「777X」の標準型「777-9」や、CH-47「チヌーク」やAH-64「アパッチ」をはじめとする軍用航空機などが展示される予定とのことです。