「勇者ああああ」オーケストラ×芸人のコラボイベント開催!アルコ&ピース「番組と芸人の”奈落”を見届けて!」|テレ東プラス
深夜で人気を博し、地上波放送終了後も定期的に配信イベントとして続いているお笑いとゲームのハイブリッドバラエティ「勇者ああああ」のリアルイベントが実現! 6月19日(日)、キャパ約1800人のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて、「勇者ああああ サウンドテスト〜ゲーマーの異常なコンサート〜」(昼と夜の二回公演)を開催します。
プロオーケストラ「新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団」による"ゲーム音楽"と、おなじみの"芸人"による笑いと音楽のコラボによるスペシャルなライブ。見どころをうかがうため、番組MCのアルコ&ピース(平子祐希、酒井健太)のお二人を直撃! アルピーワールド全開で、いろいろ答えていただきました。
オーケストラ×芸人のコラボ!?
――今回は、番組史上、最大規模で、最もお金がかかった企画とのこと。キャパ1800人のLINE CUBE SHIBUYAでの2公演、かなり大きな会場でのイベントになりますね。
平子「実は、先日この会場でのライブに参加したんですよ。なので、『こんな大きな会場で!』みたいな新鮮味があるかないかと言われたら...ないというか」
酒井「そこがこの番組らしさ。なんでこのタイミングでっていう(笑)。でも、おかげでキャパ感は分かったので、それを知っている強みだけはあります」
平子「ただね、チケット7700円というのがね。しかも昼と夜の2回公演」
酒井「7700円だと、うちらのお客さんはそう易々とは来ない(笑)」
平子「ギリギリ1100円とかじゃないですか」
酒井「でも配信がないので、ライブ感はあります。きっと来る人はかなり濃いファンばかり。ってか、濃いファンってそんなにいるのか!? 来ても数人か。でもその数人を見たい気もします。どういうモチベーションで来ているのか。きっと奇特な方々なんでしょうね」
平子「お笑い好きもオーケストラ好きもいると思うんですが、その両方に属している人は本当にナノ単位でしかいない気がする」
酒井「個人的には、今回、『MOTHER』シリーズの音楽をオーケストラで聴けるのは楽しみですね。サントラCDも持っていたくらい好きで。本当にゲーム音楽はいい曲が多いので、それを壮大な感じで聴けるのはいいですね。だからこそネタはいらないというか...」
平子「僕は『ドラゴンクエストシリーズ』のオーケストラバージョンのサントラCDを持っていました。いつかはオーケストラが奏でる曲を生で聴きたいですね。ただ、この番組じゃないです(笑)」
――「ネタはいらない」とのことですが、今回は、オーケストラ×芸人さんのコラボも見どころですよね。
平子「芸人のネタに合わせてオーケストラの方々が曲を弾いたりするんですよ。こんな形でオーケストラを使っていいのか...。やっぱりみなさんにはバッハやモーツァルトを奏でていただきたいし、それを聴きたいですよね」
酒井「壮大で音も素晴らしいと思うので感動するとは思いますが...なぜこのコラボにするのか、疑問しかないです(笑)。テレビ東京はクラシックコンサートとか得意だと思うんですよ。そのMCならしっかり務めます!」
――でも、怖いもの見たさじゃないですけど(笑)、オーケストラの生演奏による、いつもここからさんの「悲しいとき」や、永野さんの「ラッセンが好き」など、見てみたいです。
平子「いつここさんは1発目ですから。そこで見てられない状況になったら、このイベント全体的に終わります」
酒井「まぁそうなったら僕らもすぐに引っ込むし(笑)。その後は、J-POPや懐メロを弾いてもらってカラオケ大会をしてもいいし。そういう意味では本当に当日にならないと分からないイベントではあると思います」
――夜公演では、アルピーさんが漫才「鳥になりたい」をオーケストラとコラボして披露するとのことですが...
酒井「ちょっと音を聞かせてもらったのですが、すでに怖さしかないです。マッチしなさそうなんですよ(笑)。"究極のシュールとは、こういうことだ"っていうのをお見せできそうな気はします」
平子「どちらかがケガとかすればやらなくていいのかな?」
酒井「僕、静岡で仕事があって昼公演は参加できなかったんだけど、なんか調整ができて出られることになってしまって...。やっぱ出たくなかったなって(笑)」
平子「どんなことになるかは、会場に来た人だけが味わえると思います。怖いもの見たさで来て欲しいです」
名曲にのせ芸人の恋バナ&ゴシップトークも
――酒井さんもおっしゃっていた「MOTHER」シリーズの名曲にのせて、芸人さんたちが下世話なトークを繰り広げるコーナーも。三四郎さん、マヂカルラブリーさん、東ブクロさん(さらば青春の光)、ラブレターズさんらおなじみメンバーによる"恋バナ"や"ゴシップ"など面白そうですね。
平子「ビックスモールンのグリの最新恋愛事情は聞きたいかも。全く想像つかないから。それならオーケストラの曲に乗せても問題なく、爽やかに聞けそうな気もします」
酒井「グリ以外いらない?」
平子「いらないな。他の人は聞いてもしゃーないでしょ」
――その場で暴露されたらマズい、お互いの"ゴシップ"はありますか?
平子「これは絶対に暴露して欲しくないんですけど。昔、酒井の部屋に行った時、そこで見てしまったんですよ。.........動物の人形を並べたミニサバンナ。見てはいけないものを見てしまったと感じたと同時に、やっぱり自分と感性が似ているんだと、どこか安心した気持ちになりました」
酒井「平子さんは、動物でいうと子豚が好きですよね。グッズも持っていたりして」
平子「昔から好き。フォルムもかわいいし、この季節、豚しゃぶもおいしいですから。あれだけキュートなのに食べてもおいしい。何か背負っている"さだめ"的なものも含めて生き様が好きです」
酒井「これを会場で披露しなくてよかったです(笑)」
――今回はゲーム音楽をフィーチャーしたコンサートですが、お二人にとって"音楽"はどういう存在ですか。
平子「喜怒哀楽、さまざまなシーンで背中を押してもらっています」
酒井「やっぱり生きていると思い出の曲ってありますよ。高校生のころ聞いたGLAYの『ずっと2人で...』は思い出の曲。童貞を捨てたときにこの曲が後ろで流れていて...。一生に残る曲です」
平子「そういえば僕も時を同じくして『ずっと2人で...』を聞いていましたね。酒井は当時の彼女に歌詞を重ねていたかもしれないけど、僕はまだ見ぬ酒井に重ねていて。それくらい2人にとっての思い出の曲です」
――通じ合ってますね(笑)。「勇者ああああ」は、番組終了後も配信やイベントなど形を変えながら続いていますが、今後はどのようなことをしていきたいですか?
平子「焼き肉めぐり番組とかになって欲しいです。うまい焼き肉を食べて、本当にいい赤身肉って最強なんだってことを知らしめる番組。ゲーム要素に囚われる必要はないんですよ。あれなら、BGMでバトルシーンの音を入れたり、食べるときにマリオのジャンプする音を入れたりすればいいですし」
酒井「自由度の高い番組だから、何でもできると思います。俺は、もう一度、みんなで熱海に合宿に行きたいです(100回記念で行われた『ロックマン』のエンディングを見るまで旅館に缶詰になった企画)。あれは楽しかった。ワイワイとお酒を飲みながらゲームをするのはゲーム番組ならでは。一度初心に戻ってみるというのもアリだと思います」
――怖いもの見たさで来て欲しいとおっしゃっていましたが、最後に今回のイベントの見どころを教えてください。
平子「この日は、『THE MATCH 2022』"那須川天心VS武尊"戦で大盛り上がりだと思いますが、その裏でひっそりとこのイベントをやっています。K-1の立ち上げからファンを続けてきた僕が、最大の山場を迎えたこの日に観に行けないという...。そんな怨念たっぷりの僕を見て笑ってもらえれば」
酒井「でも本当にどんなイベントになるのか想像できない。絶対に見たことのないライブになると思うので、見に来てもらえれば。どっちに転ぶか、僕らも楽しみです」
平子「このイベントを編集した番組が放送されるのですが、そっちにはきっと芸人たちは映っていないと思います。それくらいここでしか見られないし、ここでしか見せちゃダメな内容になっているはず。番組と芸人の"奈落"をお届けするので、一生の思い出になると思います。ぜひ遊びに来てください」
「勇者ああああ サウンドテスト〜ゲーマーの異常なコンサート〜」(昼と夜の二回公演)は、6月19日(日)LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて開催。伝説となるかもしれない一夜限りのイベントを、ぜひ見届けて!
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【プロフィール】
アルコ&ピース
平子祐希(ひらこ・ゆうき)1978年12月4日生まれ。福島県出身。A型。
酒井健太(さかい・けんた)1983年10月29日生まれ。神奈川県出身。B型。
2006年、コンビ結成。「THE MANZAI 2012」3位、「キングオブコント 2013」ファイナリスト選出など漫才・コントともに定評がある。冠番組「アルピーテイル」(テレビ朝日系)、「アルコ&ピースのほんの気持ちですが」(TVK)など、バラエティ番組で活躍。また、ラジオ芸人としても人気で、「アルコ&ピースD.C.GARAGE」(TBS-R)、「沈黙の金曜日」(FM-FUJI)、「日曜ヒマするあなたに送るヌンヌンヌーン」(酒井/SBS-R)など多数。
(取材・文/玉置晴子)