【バイタルエリアの仕事人】vol.16 塩谷司|「恩もあるし、街が好き」4年ぶり復帰の広島で目指すは“見ている人が楽しいと思えるサッカー”
前編では、改めてプロを志すきっかけとなった大学時代の恩師との出会いや、プロ1年目の水戸での経験、出場機会に恵まれなかった広島での最初のシーズンなどについて訊いた。後編では、広島でのJ1連覇や初めての海外移籍、日本代表への想いを語ってもらった。
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2013年は森脇(良太)くんが浦和レッズに移籍して、その空いたCBで試合に出させてもらいました。J1制覇した次の年で、サポーターの期待も高いし、正直相当なプレッシャーがありました。
試合に出るなかで自分は、周りの選手が何とかしてくれて試合に勝っていると感じながらサッカーをしていました。結果、連覇できたので良かった。でも、そこまで優勝に貢献できたとは思っていないです。
すごいプレッシャーのなかで、千葉ちゃん(千葉和彦)とカズさん(森粼和幸)にはすごく助けてもらいましたね。3バックの隣だった千葉ちゃんは、試合に出だしたばかりで緊張していた自分に、試合中でも面白いことを言って気を紛らわしてくれたり、リラックスさせてくれました。
カズさんは技術が凄すぎるし、戦術を理解する頭も良すぎる。困ったらカズさんに出しとけ、みたいに思っていました。そのふたりにはだいぶ助けられたなと感じています。
その後も広島で経験を積むなかで、海外でもプレーしてみたいと思うようになった。でも、海外のクラブから興味があるという話はちらほらあったりはしたけど、正式なオファーはなかなかないなかで、正式にオファーをくれたのがUAEのアル・アインでした。
このチャンスを逃したら海外に行く機会はないんじゃないかなと。海外で一度はプレーしてみたいと思っていたなかでもらったオファーだったので、ラストチャンスだと思って移籍しました。
UAEに移籍して気づけたこともあって、やっぱり日本人ってきっちりしてるなと思いましたね。向こうでは、戦術面でもそうだし、生活面やトレーニングでも考え方が日本人とは全然違う。UAEに行って、何でももっと柔軟に考えていいんじゃないかなと思うようになりました。そういう意味では、行って良かったです。
