日本代表と対戦するドイツの「最高GK列伝」!ブンデスの守護神ベスト10

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今年行われるワールドカップで日本代表と対戦するドイツ。歴史的にも常に強豪であった同国は、これまで素晴らしいゴールキーパーを数多く生んできた。

『btsgoalies』から「1963年に創設されたブンデスリーガで、これまで最も偉大だったゴールキーパーTOP10」をご紹介する。

10位:アンドレアス・ケプケ

1990年代のドイツを代表する守護神であり、1996年のEURO優勝に大きく貢献。1993年にはブンデスリーガの年間最優秀選手賞を獲得し、ゴールキーパーとして4人目となる偉業を成し遂げている。

ただ、彼はクラブレベルではあまりタイトルに恵まれなかった。ニュルンベルクとフランクフルトで戦った彼は、2000-01シーズンに2部を優勝したのみ。その実力とトロフィーの数が比例しない選手だった。

9位:ロマン・ヴァイデンフェラー

ボルシア・ドルトムントは数多くの名GKが所属してきたクラブ。ヴァイデンフェラーはその中でも最も偉大な選手であり、そのユニフォームを着て349試合に出場した。もちろんこれは最多記録である。

最初はイェンス・レーマンが退団したためにポジションを手渡された状況で、数シーズンは怪我にも悩まされたが、そこで忍耐強く戦ったことが2010年代初頭の栄光につながった。

8位:ボド・イルクナー

アンドレアス・ケプケと同じく、ボド・イルクナーはドイツ国内でのタイトルに恵まれなかった選手だ。10年もの間ケルンでプレーし、優勝こそなかったものの多くの人に尊敬される存在だった。

そしてハラルト・シューマッハのあとを継ぐ形でポジションを確保し、1996年にはレアル・マドリーへと移籍してついにビッグタイトルを手にすることに。代表でも1990年のワールドカップ制覇に大きく貢献している。

7位:オリヴァー・レック

ブンデスリーガの「無失点王」はオリヴァー・レックだ。クリーンシートの数は176回で、これはバイエルン・ミュンヘンに所属したことがない選手としては最多記録である。そして無失点率はオリヴァー・カーンやゼップ・マイヤーより高い。

1983年にキッカーズ・オッフェンバッハでデビューし、それからヴェルダー・ブレーメンで13年を過ごし、シャルケ04のメンバーとして引退した。

6位:ジャン=マリー・パフ

このリストの中で唯一の非ドイツ人である。ジャン=マリー・パフは1982年から88年にかけてバイエルン・ミュンヘンでプレーし、議論の余地なく当時の最高守護神であった。

EURO1980と1982年ワールドカップのパフォーマンスが評価されて加入すると、3度のブンデスリーガ優勝を経験。1987年にはバロンドールの候補にも選ばれている。

5位:ハラルト・シューマッハ

ドイツ代表でもクラブレベルでも、同国最高のゴールキーパーの一人だ。ブンデスリーガの歴史上、シャルケ04、ボルシア・ドルトムント、さらにバイエルン・ミュンヘンでプレーした守護神は彼しかいない。それだけ求められる存在だった。

ただ、輝かしい時代を過ごしたのはケルンでの422試合。19歳から15年間プレーし、年間最優秀選手賞に2回選ばれた。ブンデスリーガ最年長で出場した選手としての記録も持っている。

4位:ウリ・ステイン

20年以上のキャリアの中でブンデスリーガに512回出場したウリ・ステイン。ビーレフェルト、ハンブルガー、フランクフルトでそのキャリアを過ごした。1976年にデビューしたあと、若くして2部からの昇格に貢献した。

1980年から所属したハンブルガーでは2年連続のブンデスリーガ優勝を果たし、強豪チームの守護神として7年間活躍。それからフランクフルトへ移籍し、さらに古巣ハンブルガー、ビーレフェルトと復帰して引退している。

3位:ゼップ・マイヤー

ブンデスリーガのゴールキーパー「黄金時代」は1980年代から90年代だが、その前に存在した伝説的な守護神がゼップ・マイヤーである。ドイツの歴史上最も尊敬されている「ワン・クラブ・マン」でもある。バイエルン・ミュンヘンで18年間を過ごした。

今のように世界の王者ではなかったバイエルンで、1966年から74年の間に8つの国内トロフィーを獲得。1980年に現役を引退するまで年間最優秀選手賞を3回獲得し、まさに伝説的な存在となった。

2位:オリヴァー・カーン

「タイタン」と呼ばれた名GKオリヴァー・カーン。激しい気性と強烈な指示でチームに喝を入れる鬼軍曹であり、さらにゴールキーパーとしての技術も世界最高峰であった。

カールスルーエで育ったあと1994年にバイエルン・ミュンヘンへ移籍し、それから14年にわたってプレー。そのうち8年はブンデスリーガを制覇しているという強烈な記録を持つ。ちなみに、バロンドール投票のトップ3に複数回入ったゴールキーパーは歴史上彼しかない。

1位:マヌエル・ノイアー

サッカーの歴史におけるマヌエル・ノイアーの価値はすでに証明されている。獲得できるあらゆるタイトルを手にしてきたほか、その「スイーパー・ゴールキーパー」のスタイルはまさに世界を変えた。

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シャルケ04でデビューを果たしたあと、すぐに世界トップクラスの選手へと成長。2011年にはバイエルン・ミュンヘンへと引き抜かれ、今もゴールマウスを守っている。能力、スタイル、影響力、そしてピークの長さ。現役ながらこのリストで1位になって然るべき存在だ。