台湾産アテモヤの魅力をアピールする渡辺満里奈さん=読者提供

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(東京中央社)台湾産アテモヤ(パイナップル釈迦)の日本向け輸出を強化しようと、行政院(内閣)農業委員会と台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)は17日、東京都内で新商品発表会を開き、台湾産アテモヤの魅力をPRした。台湾に造詣が深いタレントの渡辺満里奈さんが特別ゲストとして登場して試食し、日本で人気が出るのではないかと太鼓判を押した。

台湾産アテモヤは昨年9月、中国から輸入を停止された。これを受け、農業委員会や台湾貿易センターは市場を拡大しようと、日本でのPRに力を入れている。アテモヤは生鮮果実の検疫上の問題から、以前は日本に輸出できなかったものの、新たな冷凍技術が開発されたことで日本に届けられるようになった。追熟後にまるごと急速冷凍して真空包装し、そのままの形と品質を維持している。

渡辺さんは交通部(交通省)観光局のイメージキャラクターに選ばれたことがあるほか、台湾グルメに関する本を出版したこともあり、台湾通として知られる。半解凍のアテモヤを試食すると、その絶妙な味わいを称賛。アテモヤを使ったパイにも舌鼓を打ち、その意外性に驚きの表情を浮かべた。

発表会ではアテモヤのアイスキャンディーやケーキなども紹介された。

(楊明珠/編集:名切千絵)