必見アレンジ!冷凍チャーハン×切り餅が「中華ちまき」に大変身【冷食アレンジで絶品ごはん #1】
切り餅であのもちもち食感を再現!中華ちまき
手軽でおいしい冷凍食品ですが、そのまま食べるだけではどうしてもマンネリしたり飽きたりしがち……。でも、そんな冷食をどこの家庭にもある意外な食材と組み合わせてアレンジすることで、まったく別の料理に生まれ変わらせることができるんです!
今すぐ作ってみたくなる、間食やひとりごはんにもぴったりのレシピばかりですよ!
第1回は、冷凍チャーハンで作る中華ちまき。
調理時間:10分
保存期間:冷蔵で1日程度
「冷凍食品をほかの食材と合わせたり、調理を工夫したりして、家族に冷凍食品だとバレない『バレん飯』を考案してきました。レンジ加熱だけで作れるので、調理は簡単。洗い物も少なく済みますよ。
ササッと作れる中華ちまきは、夕飯前の小腹が空いたときやリモートワーク中のおやつとして重宝しています。正月に食べきれず、余った餅の使い切りにもおすすめですよ」
一般的には、モチモチとした食感のもち米で作るちまき。うるち米に餅を混ぜればもち米の食感になるのでは?という発想のもと誕生したメニューなのだそう。
材料(1人分)
・ニチレイ「本格炒め炒飯」……250g
・切り餅……1個
「どのメーカーの冷凍チャーハンでも大丈夫。炒飯250gでおにぎりサイズのちまきを2個作れます。冷凍チャーハン自体に味がしっかり付いていて、焼き豚などの具材も入っているので、調味料は要りません」
作り方
1. 耐熱容器にチャーハンを入れる
凍ったままの冷凍チャーハン250gを耐熱容器に投入します。
「このあとに切り餅とチャーハンを混ぜる作業があります。こぼれないように深めのお皿やボウルを使うのがおすすめです」
2. 切り餅を水にくぐらせる
切り餅をさっと水にくぐらせて、表面に水の膜を付けます。ボウルに貯めた水にくぐらせても、水道の蛇口から直接水をかけても大丈夫。
「切り餅の表面に水分を付けることで、しっとりやわらかに仕上がります。水を付けずにレンチンすると餅が硬くなってしまうことがあるため、この工程は省かないでください」
3. ラップをかけて電子レンジで加熱する
水にくぐらせた切り餅を冷凍チャーハンの中央にのせ、ラップをかけます。
「切り餅は、水蒸気で蒸されてやわらかくなります。ラップはぴっちりとかけてください」
電子レンジ600Wで、冷凍チャーハンの包装に記載された時間通りに加熱します。ニチレイ「本格炒め炒飯」の場合は3分50秒。
「電子レンジによって加熱力が異なるので、様子を見ながら調整してください。放送に記載された時間通りに温めたら、一度容器を取り出して、餅がまだ硬いなら様子を見ながら30秒ずつ追加で加熱します。切り餅の表面や角がぶよっとしてきたらOKです」
「ラップを剥がすときは、蒸気で火傷をしないよう、手前ではなく奥側から剥がすようにしてください」
4. 切り餅とチャーハンを練り混ぜる
耐熱容器を取り出したらすぐに、ヘラで切り餅とチャーハンを練るようにして1分ほど混ぜ合わせます。溶けた餅が全体に行き渡り、チャーハンが団子のようにまとまってきたら完成です。
「餅は冷めると固まってしまうので、熱いうちにすばやく混ぜるのがポイント。切り餅とチャーハンを混ぜる作業は、子どもと一緒にやっても楽しいですよ」
5. おにぎり型で成形する
混ぜ合わせた餅とチャーハンを2等分し、食べやすいようにおにぎり型で成形します。100円ショップで購入できるおにぎり型を使っても、ラップで包んで手で握ってもOKです。
「空気を入れないようにぎゅっと強めに握ることで、ちまきらしい食感になりますよ」
形が整ったら、皿や竹皮などに盛り付けます。すぐに食べない場合は冷蔵庫で保存しましょう。
「冷蔵庫で冷やすと弾力が出てまた違ったおいしさになります。子どものおやつ用として作っておいてあげるのもおすすめです」
クセになるもちもち食感の中華ちまきが完成
パラパラ食感の冷凍チャーハンが、切り餅を入れるひと工夫でもっちり食感のちまきに生まれ変わりました!本家もち米顔負けの食感で、ぺろっと食べられる絶品おやつです。冷凍チャーハンにもともと入っている焼き豚やねぎなどの具材も存在感を発揮しています。
「今回は中華風に仕上げるためにチャーハンを使いましたが、カレーピラフや炊き込みごはんなど、ほかの冷食ごはんと切り餅を合わせてもおいしいですよ。たとえば、冷凍チキンライスに切り餅とチーズを混ぜ、電子レンジで作った焼きパン粉をまぶせばライスコロッケができあがります。いろいろ試してみてください」
次回は「和風クラムチャウダーリゾット」
次回は、冷凍食品の「あさりごはん」と牛乳が運命的な出会いを果たした「和風クラムチャウダーリゾット」を紹介。
あさりのうまみと牛乳のコクがたまらないひと品です。凍ったままの食材を混ぜてチンするだけと簡単に作れるので、下処理の面倒さで貝料理を避けている人も必見!どうぞお楽しみに。