米FRB、政策金利を0.25%引き上げ5.25%に=声明文で追加利上げの可能性を示唆
CBS MarketWatchによると、米FRB(連邦準備理事会)は29日、金融政策決定会合であるFOMC(連邦公開市場委員会)会合を開き、FF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、5.25%とすることを全会一致で決定した。
これは、2004年6月30日に46年ぶりの超低水準である1.00%から1.25%に0.25%ポイント引き上げて以来、連続17度目の利上げとなるが、市場の大方の予想通りの利上げ幅となった。
また、FRBはFOMC会合後に発表した声明文の中で、文言の一部を修正した。前回利上げ時の5月10日に発表された声明文では、「徐々にゆっくりとしたペースの追加の金融引き締め措置(利上げ)が必要になる可能性がある」とした文言を削除し、その代わりに「追加の金融引き締め措置を取る必要があるかどうかは、今後の経済の先行き次第で決まる」という新しい文言を使ったものの、依然として、次回のFOMC会合が開かれる8月以降の追加利上げの可能性を示唆する内容となった。【了】
これは、2004年6月30日に46年ぶりの超低水準である1.00%から1.25%に0.25%ポイント引き上げて以来、連続17度目の利上げとなるが、市場の大方の予想通りの利上げ幅となった。