オミクロン株国内初確認 外国人は“入国禁止” で広島でも影響
松野博一官房長官「ナミビアからの入国者についてオミクロン株である」
日本でも新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」への感染者が初めて確認されました。
政府は11月30日から約1カ月間、ビジネス目的の短期滞在者や留学生、技能実習生を含めた外国人の新規入国を禁止しています。
この対応に街の人は…
会社員(60代)「スピーディだと思います。発見される前に防いでおこうと」
学生(20代)「先に行動してから(今後を)判断しようという感じになっているのかなと。個人的にはそっちのほうがいいと思う」
政府の対応を評価する声がある一方、戸惑いの声も…
韓国人のAさん(26)は来週、来日しエンジニアとして県内で働く予定でしたが取りやめに。
入国後の行動制限などを約束する「証明書」も交付され準備は万全のはずでした…。
「あす(30日)から外国人を受け入れないという決定だったので正直びっくりした。一瞬思考回路が止まってしまって何も考えられない状況でした。日本に入国した後の隔離期間を延ばしてきっちり防疫体制をとっても大丈夫なので、一応は受け入れてほしい。(入国禁止が続けば)人生計画を変更しないといけない」
また、影響は留学生にも…。
来日できていない留学生 ソ・ギヨンさん「ずっとオンラインしかないので自分も限界になって勉強もあんまり楽しくない」
今年4月県立広島大学に入学したソ・ギヨンさん。
入学以来一度も来日したことがなく、授業は全て韓国からオンラインで参加。
11月入国制限が緩和されたことを受け、来年1月に来日予定でしたが、先行きは不透明になりました。
来日できない韓国人留学生 ソ・ギヨンさん「来年の3月までに来日しなければ奨学金が取り消しになるのでそれも心配だし、他の方法を考えてくれて入国できるようにしてくれたら(いい)」
この大学では来年以降、来日予定だったイギリスや韓国などの13人の留学生について入国の見通しは立っていないといいます。
県立広島大学国際交流課 大小田健課長「入国がいつできるのかというのがわからないとフライトの手配できませんし、準備もなかなかできないような状況です」
県内では30日、新たに2人の新型コロナ感染者が発表されています。