知人女性強盗殺人 鍼灸師の男に無期懲役判決 広島地裁
知人女性を殺害し現金を奪ったなどとして強盗殺人などの罪に問われている鍼灸師の男の裁判員裁判で広島地裁は無期懲役を言い渡しました。
起訴状などによりますと鍼灸師の森岡俊文被告(60)は去年3月借金約2300万円の返済を免れようと、山崎好恵さん(当時64歳)を殺害し、現金約7100万円を奪ったうえ、遺体を切断し廿日市市の山中に埋めた強盗殺人などの罪に問われています。
判決で広島地裁の三村三緒裁判長は「被告は被害者にうそをついて借金をし、その追及から逃れる手段として殺害するというのは身勝手というほかなく、動機に酌量の余地は全くない」などとして、求刑通り無期懲役を言い渡しました。
弁護側は「判決内容を精査し、控訴するか決めたい」としています。