IMALUが語った「2世タレントとしての苦悩」に寄せられた辛口コメントの数々

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 タレントのIMALUが10月10日に放送されたバラエティ番組「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)に出演。2世タレントとしての苦悩を語った。

 占い師の木下レオン氏から「人生っていうのはいい時もあれば悪い時もあって、悪い時が19歳に来てる。これ、結構ご自身キツかったと思う。相当頑張ったと思いますよ」と占われると、IMALUにも心当たりがあったのか「あー、はい! はい! 仕事を始めた年です」と答えた。芸能界の仕事をスタートさせて早々に壁にぶち当たったということのようだ。

「当初は音楽関連の仕事がしたいという思いが強かったようで、親の名前を使うことなく頑張っていきたいと意気込んでいたようです。しかし、『本当にいろんな方が協力してくださって「さんまの娘・IMALUモデルデビュー」みたいな感じで「明日から出ます!」みたいな。次の日からいきなりワイドショーが私の顔でいっぱいになって』と、やはり大御所・明石家さんまさんの娘という売り出し方でデビューする形になってしまったと説明していました」(エンタメ誌ライター)

 もともとは細々と自分のペースでやりたかったというIMALU。望んでいない形の、とんとん拍子でのデビューだったためか「本当に覚悟も準備もできてなかったし、全然実力もないまま、大きいレールを敷いてもらってそこにポンッと投げてもらった状態だったんですよ」と当時の心境を振り返った。そして、実際に仕事でも「親に絡んだトークを求められることがよくあるので、デビュー当時とかは親のことしか聞かれない。毎日毎日そうやってると、自分の価値がわからない。『自分の存在って何なんだろう』っていうのは、デビュー当時はすごく感じてましたね」と苦悩を打ち明けたのだ。

 そんなIMALUの葛藤を聞いた視聴者といえば、「すごい持ち上げ方されててかわいそうだった」という擁護の意見もあるものの「価値がないと思ったらほかの仕事したらいいのでは?」「正直、さんまの娘以外のセールスポイントってある?」「どの仕事でもヒット出してないのに10年以上も芸能活動してることを何と思ってるの?」と、クエスチョンマーク入りの冷ややかなコメントが多い。

「音楽関連の仕事をしたいというのはよく知られています。YouTubeでも洋楽を華麗に歌いこなす動画が複数アップされていますし、歌唱力はそれなりに評価されています。しかし、その程度でアーティストとして成功しないことは世間も重々承知。実際に2010年にリリースされたメジャーデビューシングル『Mashed potato』はオリコン週間ランキングで50位止まり。その後は3枚シングルを出していますが、いずれも100位以内に入ることはできていません。

 そう考えると芸能界からフェイドアウトしていないほうが不思議。逆に言えば“偉大なさんまパパの娘”というのはどれほどの強みかというのがわかりますね。ネット上でも『たいして才能もないんだからむしろ悩むより父親に感謝するしかないと思うんだけど』と有無を言わさぬコメントもありました」(前出・エンタメ誌ライター)

 悩みを披露する番組に読んでもらえることも、偉大な両親の影響なのかもしれない。

(小机かをる)