【2021年版!携帯キャリア徹底比較】夫婦で加入するならどこが1番お得? - 機種変しない方がいい人は?
結婚を機に夫婦で携帯会社を統一し、「よりお得に……!」と考えている人も多いのでは? ただここ数年多くの携帯ブランドが登場し、どれを選べばいいのか非常に悩ましいですよね。今回は新婚夫婦に向けて、各携帯ブランドの特徴や変更時に注意すべきポイントなどを徹底解説していきます。
※情報は2021年11月10日時点のものです
こんな人は要注意! 変更前のチェックポイント
【変更時に注意が必要な人】
・「Rakuten UN-LIMIT VI」などからの格安サービスを利用している人
・親との家族割引サービスを適用している人
家族で同じ携帯電話会社やブランドを契約することで、お得な割引が適用される[家族割引サービス」。人数に応じて割引額が増えるなど、家庭でキャリアやブランドを統一すれば料金を大幅に抑えられることも。さらに結婚をして同じ家に暮らす場合は、固定ブロードバンド回線や電力サービスなどを1つにまとめて割引を受けることも可能です。
ですが、単純にこれらの割引適用が必ずしもお得とは言い切れないケースが。というのも2021年春頃から、携帯各社が低価格帯のお得な料金プランを提供したり、格安料金でスマートフォンが利用できる新ブランドを立ち上げたりなど、既にそれらを利用している場合は家族割を利用するより安くできるケースがあります。
例えば、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」やKDDIが提供する「povo 2.0」などは月額0円から利用できるので、工夫次第で低価格での利用が可能。夫婦が共にそうしたプランを使っていて満足しているのであれば、無理に他のサービスに移行する必要はないでしょう。
また、既に親と家族割引サービスを適用している人も注意が必要です。会社を変えてしまうと割引が解除され、親の電話料金が高くなってしまうことも。サービスを変える場合は夫婦で組むか、親と家族割引を組み続けるか、どちらがお得なのか確認が必要です。
ブランド徹底比較
それでは早速、家族割があるブランドを中心に各社を比較していきましょう
1. 「NTTドコモ」 家族割引の充実度No.1! 両親・兄弟含めてお得に
【特徴】
・適用条件が広い! 3親等以内、最大20回線まで1つのグループにまとめられ国内通話が無料に
・家族の人数に応じての割引サービス、ブロードバンド契約での割引適用を加えればさらにお得に
NTTドコモは家族割引サービスが最も充実しています。「ファミリー割引」は3親等(祖父母・めい・おじなど離れた家族もOK)以内で、対象のプランを契約していれば、最大20回線までを1つのグループとして組むことが可能です。そのグループ内での国内通話が無料となります。
さらに、大容量プラン「5Gギガホ プレミア」や小容量プラン「5Gギガライト」など、NTTドコモの指定の料金プランを契約していると、ファミリー割引のグループ全員に2つの割引を適用させることが可能です。
・「みんなドコモ割」
グループ人数に応じて割引が受けられるサービス。対象の料金プランであれば2回線で月額550円、3回線以上であれば月額1,100円の割引がグループ内の全員受けられるようなります。
・「ドコモ光割」
グループ内の誰か1人が指定の固定ブロードバンドサービスを契約していると、割引対象に。「5Gギガホ プレミア」などの大容量プランであれば月額1,100円、5Gギガライトなどの小容量プランであれば550円〜1,100円の割引が受けられます(「ドコモ光」定額プラン契約時)。
仮に夫婦2人でファミリー割引のグループを組み、固定ブロードバンド回線にドコモ光の定額プランを契約。さらに、2人とも大容量プランの「5Gギガホ プレミア」を契約していれば3,300円の割引が受けられます。それに加え、他の家族や親戚にNTTドコモの契約者がいれば、その人もグループに追加することで月額4,400円の節約ができる訳です。
2. 「ahamo」 すでにドコモで家族割を適用している人は必見
【特徴】
・対面でのサポートが有料となる代わり、低価格(月額2,970円で20GBの高速データ通信と5分間の定額通話が可能)
・家族割引はないが、ahamo利用者をNTTドコモのファミリー割引グループに含めることが可能
同じNTTドコモの料金プランであり、オンラインですべて完結する「ahamo」。ドコモショップにおけるサポートが有料となる代わりに、月額2,970円という低価格で20GBの高速データ通信と5分間の定額通話が可能です。
割引がなくシンプルで安いことが特徴のため、夫婦でahamoを契約していても割引はありません。ですが、ahamoはNTTドコモのサブブランドではなく、料金プランの1つという位置付けのため、ahamo利用者をNTTドコモのファミリー割引グループに含めることが可能です。グループ間の国内通話を無料にできるほか、人数に応じて割引が適用される「みんなドコモ割」の対象人数としても追加ができます。
例えば、夫とその父親が2人でNTTドコモのファミリー割引すでに組んでいて、妻がahamoを契約する場合は、妻をファミリー割引のグループに加えて、夫の月額料金を550円追加で割り引くことができます。家族の中にNTTドコモの利用者がいるのであれば、ahamoの契約は有効活用したい所です。
3. 「au」 一緒に住んでいる家族が割引対象に!
【特徴】
・家族割は同一住所に住んでる家族で、最大10回線まで割引対象に!
・ブロードバンド契約をすると割引に
大容量の料金プラン「使い放題MAX」や、データ利用量に応じて定額料が変わる「ピタットプラン」には「家族割」を適用することが可能です。内容はNTTドコモと同様で、家族間の国内通話が無料になるというもの。最大10回線まで登録することができます。
さらに、家族割との併用できるのが、「家族割プラス」「auスマートバリュー」という割引サービス。
・家族人数に応じて割引できる「家族割プラス」
家族の人数に応じて、毎月の料金を割り引くサービス。家族の回線数が2つで月額500円、3つ以上で月額1,100円の割引を受けることができます。(最大10回線まで)ただし、家族割プラスの対象となる"家族"の範囲は狭く、同一住所に住んでいて、なおかつ家族関係を証明できることが条件に。
・指定のブロードバンド契約でお得になる「auスマートバリュー」
指定の固定ブロードバンドサービスを契約していると適用される割引サービス。大容量プランの「使い放題MAX」で月額1,100円、小容量の「ピタットプラン」で月額550円(1GB以上利用時)の割引が適用されます。
お得な「家族割プラス」の適用条件が他社と比較して厳しいのすが、特定の条件を満たす、あるいはキャンペーンの適用などによって離れた家族にも適用できる場合があります。別居婚や、離れて暮らす両親・兄弟にも適用したい場合は、一度auショップで確認してみることをおすすめします。
4. 「UQ mobile」 スマホの通信量は少なめ×インターネット契約をしたい夫婦
【特徴】
・通信量が少なくも低価格に抑えたい夫婦にピッタリ
・夫婦での回線統一では割引適用なし。固定ブロードバンド契約で、割引適用がされる
同じくKDDIの通信サービスブランドの1つ「UQ mobile」は、auよりも通信容量は少ないですが、より低価格に利用したい人向けのプランが充実しています。最も安い「くりこしプランS+5G」であれば通信量は3GBですが、月額1,628円ととても安価に利用可能。
・家族に関連して料金を割り引く仕組み「自宅セット割」
UQ mobileで、家族に関連して料金を割り引く仕組みが「自宅セット割」です。これは指定の電力サービス、あるいは指定の固定ブロードバンド回線に加入していれば月額料金が割り引かれるという仕組みです。
自宅セット割を適用すると、先の「くりこしプランS+5G」であれば月額580円、通信量25GBの「くりこしプランL+5G」(月額3,480円)であれば780円の値引きがなされます。月額2,970円とahamoと同じ料金で、5GB多い通信量の利用が可能です。ちなみに、自宅セット割は家族の人数に関係なく1人でも適用できるので、結婚前から使えることも覚えておくとよいかもしれません。
5. 「ソフトバンク」 大容量を使用する夫婦におすすめ
【特徴】
・動画など大容量必要とする夫婦にオススメ
・家族割は住んでいる場所や親等数に関係なく血縁・婚姻関係が証明できれば適用OK。NTTドコモやauより割引額が多い
・固定ブロードバンド回線契約でも割引対象になる
NTTドコモ・auと同様に、家族の人数に応じて割引が適用される「家族割引」があります。内容は家族間の通話やメールが無料になるというもので、最大10回線までグループを組むことが可能です。
条件は住んでいる場所や親等数に関係なく血縁・婚姻関係が証明できること、あるいは同じ住所に住んでいることが証明できれば適用できるので、婚約中の同棲カップルにとっても魅力的です。
・「新みんな家族割」
グループ内で対象の料金プランの契約している人数に応じて、割引が適用される仕組みです。例えば、大容量プラン「メリハリ無制限」の契約人数が2人であれば月額660円、3人以上で月額1,210円とNTTドコモやauより多くの割引が受けることが可能です。
・「おうち割光セット」
「SoftBank 光」など指定の固定ブロードバンド回線契約で適用されるサービスで、大容量の「メリハリ無制限」や小容量の「ミニフィットプラン+」などでれば、月額1,100円の割引が受けることが可能です。
ソフトバンクブランドは元々大容量プラン重視の傾向。通信量が少なくても料金を安くしたいのであれば、夫婦でワイモバイルへ移行してもよいかもしれません。
6. 「ワイモバイル」 通信料の少ない夫婦におすすめ
【特徴】
・ソフトバンクの低価格ブランドで、料金を抑えたい夫婦にピッタリ
・家族割引はあるものの、2回線目以降が割引対象のため夫婦2人だけで契約する場合は1人のみ割引対象
・ブロードバンド契約の場合、家族割引と同様の割引を夫婦2人で受けられる
ワイモバイルはソフトバンクの低価格ブランド。最も安価な通信量3GBプラン「シンプルS」は月額1,980円と、料金を抑えたい2人にはぴったり。
ブランドが異なるので、ソフトバンクとワイモバイルの契約者が家族割引を組むことはできません。そのため、ワイモバイルに回線を統一する必要があります。
・2台目以降から適用される「家族割引サービス」
適用条件はソフトバンクの家族割引と同様で、場所や親等数に関係なく血縁・婚姻関係が証明できること、あるいは同じ住所に住んでいることが証明できればOK。月額1,188円の割引が受けられることから、小容量の「シンプルS」プランであれば月額990円、通信量25GBの「シンプルL」プランであれば月額2,970円での利用が可能です。
ただし、家族割引サービスが適用されるのは2回線目以降なので、夫婦2人だけで契約する場合は1人しか割引を受けられません。
・夫婦2人で割引適用させるなら「おうち割光セット(A)」
2人とも割引を受けたいのであれば、指定のブロードバンド回線契約が必要です。「おうち割光セット(A)」のブロードバンド契約であれば、全員が家族割引サービスと同額の割引を受けられるのでおすすめ。
ただし、適用できる割引は「家族割引サービス」または「おうち割光セット(A)」のどちらか一方に限られるので注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。各社特徴が異なるので今の契約内容や、両親等も含めて家族割引を適用させたいかなどはしっかり確認してみてください。
※情報は2021年11月10日時点のものです
佐野正弘 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。 この著者の記事一覧はこちら
※情報は2021年11月10日時点のものです
こんな人は要注意! 変更前のチェックポイント
・「Rakuten UN-LIMIT VI」などからの格安サービスを利用している人
・親との家族割引サービスを適用している人
家族で同じ携帯電話会社やブランドを契約することで、お得な割引が適用される[家族割引サービス」。人数に応じて割引額が増えるなど、家庭でキャリアやブランドを統一すれば料金を大幅に抑えられることも。さらに結婚をして同じ家に暮らす場合は、固定ブロードバンド回線や電力サービスなどを1つにまとめて割引を受けることも可能です。
ですが、単純にこれらの割引適用が必ずしもお得とは言い切れないケースが。というのも2021年春頃から、携帯各社が低価格帯のお得な料金プランを提供したり、格安料金でスマートフォンが利用できる新ブランドを立ち上げたりなど、既にそれらを利用している場合は家族割を利用するより安くできるケースがあります。
例えば、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」やKDDIが提供する「povo 2.0」などは月額0円から利用できるので、工夫次第で低価格での利用が可能。夫婦が共にそうしたプランを使っていて満足しているのであれば、無理に他のサービスに移行する必要はないでしょう。
また、既に親と家族割引サービスを適用している人も注意が必要です。会社を変えてしまうと割引が解除され、親の電話料金が高くなってしまうことも。サービスを変える場合は夫婦で組むか、親と家族割引を組み続けるか、どちらがお得なのか確認が必要です。
ブランド徹底比較
それでは早速、家族割があるブランドを中心に各社を比較していきましょう
1. 「NTTドコモ」 家族割引の充実度No.1! 両親・兄弟含めてお得に
【特徴】
・適用条件が広い! 3親等以内、最大20回線まで1つのグループにまとめられ国内通話が無料に
・家族の人数に応じての割引サービス、ブロードバンド契約での割引適用を加えればさらにお得に
NTTドコモは家族割引サービスが最も充実しています。「ファミリー割引」は3親等(祖父母・めい・おじなど離れた家族もOK)以内で、対象のプランを契約していれば、最大20回線までを1つのグループとして組むことが可能です。そのグループ内での国内通話が無料となります。
さらに、大容量プラン「5Gギガホ プレミア」や小容量プラン「5Gギガライト」など、NTTドコモの指定の料金プランを契約していると、ファミリー割引のグループ全員に2つの割引を適用させることが可能です。
・「みんなドコモ割」
グループ人数に応じて割引が受けられるサービス。対象の料金プランであれば2回線で月額550円、3回線以上であれば月額1,100円の割引がグループ内の全員受けられるようなります。
・「ドコモ光割」
グループ内の誰か1人が指定の固定ブロードバンドサービスを契約していると、割引対象に。「5Gギガホ プレミア」などの大容量プランであれば月額1,100円、5Gギガライトなどの小容量プランであれば550円〜1,100円の割引が受けられます(「ドコモ光」定額プラン契約時)。
仮に夫婦2人でファミリー割引のグループを組み、固定ブロードバンド回線にドコモ光の定額プランを契約。さらに、2人とも大容量プランの「5Gギガホ プレミア」を契約していれば3,300円の割引が受けられます。それに加え、他の家族や親戚にNTTドコモの契約者がいれば、その人もグループに追加することで月額4,400円の節約ができる訳です。
2. 「ahamo」 すでにドコモで家族割を適用している人は必見
【特徴】
・対面でのサポートが有料となる代わり、低価格(月額2,970円で20GBの高速データ通信と5分間の定額通話が可能)
・家族割引はないが、ahamo利用者をNTTドコモのファミリー割引グループに含めることが可能
同じNTTドコモの料金プランであり、オンラインですべて完結する「ahamo」。ドコモショップにおけるサポートが有料となる代わりに、月額2,970円という低価格で20GBの高速データ通信と5分間の定額通話が可能です。
割引がなくシンプルで安いことが特徴のため、夫婦でahamoを契約していても割引はありません。ですが、ahamoはNTTドコモのサブブランドではなく、料金プランの1つという位置付けのため、ahamo利用者をNTTドコモのファミリー割引グループに含めることが可能です。グループ間の国内通話を無料にできるほか、人数に応じて割引が適用される「みんなドコモ割」の対象人数としても追加ができます。
例えば、夫とその父親が2人でNTTドコモのファミリー割引すでに組んでいて、妻がahamoを契約する場合は、妻をファミリー割引のグループに加えて、夫の月額料金を550円追加で割り引くことができます。家族の中にNTTドコモの利用者がいるのであれば、ahamoの契約は有効活用したい所です。
3. 「au」 一緒に住んでいる家族が割引対象に!
【特徴】
・家族割は同一住所に住んでる家族で、最大10回線まで割引対象に!
・ブロードバンド契約をすると割引に
大容量の料金プラン「使い放題MAX」や、データ利用量に応じて定額料が変わる「ピタットプラン」には「家族割」を適用することが可能です。内容はNTTドコモと同様で、家族間の国内通話が無料になるというもの。最大10回線まで登録することができます。
さらに、家族割との併用できるのが、「家族割プラス」「auスマートバリュー」という割引サービス。
・家族人数に応じて割引できる「家族割プラス」
家族の人数に応じて、毎月の料金を割り引くサービス。家族の回線数が2つで月額500円、3つ以上で月額1,100円の割引を受けることができます。(最大10回線まで)ただし、家族割プラスの対象となる"家族"の範囲は狭く、同一住所に住んでいて、なおかつ家族関係を証明できることが条件に。
・指定のブロードバンド契約でお得になる「auスマートバリュー」
指定の固定ブロードバンドサービスを契約していると適用される割引サービス。大容量プランの「使い放題MAX」で月額1,100円、小容量の「ピタットプラン」で月額550円(1GB以上利用時)の割引が適用されます。
お得な「家族割プラス」の適用条件が他社と比較して厳しいのすが、特定の条件を満たす、あるいはキャンペーンの適用などによって離れた家族にも適用できる場合があります。別居婚や、離れて暮らす両親・兄弟にも適用したい場合は、一度auショップで確認してみることをおすすめします。
4. 「UQ mobile」 スマホの通信量は少なめ×インターネット契約をしたい夫婦
【特徴】
・通信量が少なくも低価格に抑えたい夫婦にピッタリ
・夫婦での回線統一では割引適用なし。固定ブロードバンド契約で、割引適用がされる
同じくKDDIの通信サービスブランドの1つ「UQ mobile」は、auよりも通信容量は少ないですが、より低価格に利用したい人向けのプランが充実しています。最も安い「くりこしプランS+5G」であれば通信量は3GBですが、月額1,628円ととても安価に利用可能。
・家族に関連して料金を割り引く仕組み「自宅セット割」
UQ mobileで、家族に関連して料金を割り引く仕組みが「自宅セット割」です。これは指定の電力サービス、あるいは指定の固定ブロードバンド回線に加入していれば月額料金が割り引かれるという仕組みです。
自宅セット割を適用すると、先の「くりこしプランS+5G」であれば月額580円、通信量25GBの「くりこしプランL+5G」(月額3,480円)であれば780円の値引きがなされます。月額2,970円とahamoと同じ料金で、5GB多い通信量の利用が可能です。ちなみに、自宅セット割は家族の人数に関係なく1人でも適用できるので、結婚前から使えることも覚えておくとよいかもしれません。
5. 「ソフトバンク」 大容量を使用する夫婦におすすめ
【特徴】
・動画など大容量必要とする夫婦にオススメ
・家族割は住んでいる場所や親等数に関係なく血縁・婚姻関係が証明できれば適用OK。NTTドコモやauより割引額が多い
・固定ブロードバンド回線契約でも割引対象になる
NTTドコモ・auと同様に、家族の人数に応じて割引が適用される「家族割引」があります。内容は家族間の通話やメールが無料になるというもので、最大10回線までグループを組むことが可能です。
条件は住んでいる場所や親等数に関係なく血縁・婚姻関係が証明できること、あるいは同じ住所に住んでいることが証明できれば適用できるので、婚約中の同棲カップルにとっても魅力的です。
・「新みんな家族割」
グループ内で対象の料金プランの契約している人数に応じて、割引が適用される仕組みです。例えば、大容量プラン「メリハリ無制限」の契約人数が2人であれば月額660円、3人以上で月額1,210円とNTTドコモやauより多くの割引が受けることが可能です。
・「おうち割光セット」
「SoftBank 光」など指定の固定ブロードバンド回線契約で適用されるサービスで、大容量の「メリハリ無制限」や小容量の「ミニフィットプラン+」などでれば、月額1,100円の割引が受けることが可能です。
ソフトバンクブランドは元々大容量プラン重視の傾向。通信量が少なくても料金を安くしたいのであれば、夫婦でワイモバイルへ移行してもよいかもしれません。
6. 「ワイモバイル」 通信料の少ない夫婦におすすめ
【特徴】
・ソフトバンクの低価格ブランドで、料金を抑えたい夫婦にピッタリ
・家族割引はあるものの、2回線目以降が割引対象のため夫婦2人だけで契約する場合は1人のみ割引対象
・ブロードバンド契約の場合、家族割引と同様の割引を夫婦2人で受けられる
ワイモバイルはソフトバンクの低価格ブランド。最も安価な通信量3GBプラン「シンプルS」は月額1,980円と、料金を抑えたい2人にはぴったり。
ブランドが異なるので、ソフトバンクとワイモバイルの契約者が家族割引を組むことはできません。そのため、ワイモバイルに回線を統一する必要があります。
・2台目以降から適用される「家族割引サービス」
適用条件はソフトバンクの家族割引と同様で、場所や親等数に関係なく血縁・婚姻関係が証明できること、あるいは同じ住所に住んでいることが証明できればOK。月額1,188円の割引が受けられることから、小容量の「シンプルS」プランであれば月額990円、通信量25GBの「シンプルL」プランであれば月額2,970円での利用が可能です。
ただし、家族割引サービスが適用されるのは2回線目以降なので、夫婦2人だけで契約する場合は1人しか割引を受けられません。
・夫婦2人で割引適用させるなら「おうち割光セット(A)」
2人とも割引を受けたいのであれば、指定のブロードバンド回線契約が必要です。「おうち割光セット(A)」のブロードバンド契約であれば、全員が家族割引サービスと同額の割引を受けられるのでおすすめ。
ただし、適用できる割引は「家族割引サービス」または「おうち割光セット(A)」のどちらか一方に限られるので注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。各社特徴が異なるので今の契約内容や、両親等も含めて家族割引を適用させたいかなどはしっかり確認してみてください。
※情報は2021年11月10日時点のものです
佐野正弘 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。 この著者の記事一覧はこちら