楽天モバイルが楽天回線のエリアマップを10月14時点のデータに更新!

楽天モバイルは27日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス「Rakuten UN-LIMIT VI」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において新たに山形県米沢市や群馬県富岡市、山梨県南アルプス市、香川県さぬき市、沖縄県糸満市などの29道府県64地域を楽天回線エリアに追加したとお知らせしています。

また合わせて同社の公式Webサイトにて公開している4Gおよび5Gのサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )を更新し、4Gでは新たにサービスエリアマップは2021年10月14日のデータとなっており、これまで「現在」と「2021年11月末」および「2022年1月以降」の対応予定エリアとなっていましたが、これが「現在」と「2021年12月末」および「2021年2月以降」の対応予定エリアとなっています。

また5Gでは2021年10月1日のデータとなっており、これまでと同様に「現在」のエリアが掲載されているほか、5Gの対応予定は2022年3月末までに開業する計画の市区町村がリストで掲載されています。なお、同社では当初はサービスエリアマップを10月中旬頃に更新予定としていましたが、その後、11月上旬に変更していました。


楽天モバイルでは楽天回線による正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」を昨年4月に開始し、楽天回線エリアにおけるデータ通信は使い放題、専用アプリ「Rakuten Link」での音声通話・SMSも無料で月額3,278円(金額はすべて税込)で使え、さらに今年4月からは新料金のRakuten UN-LIMIT VIにアップグレードされ、1GB以下なら月額0円(無料)、3GB以下ならげ月額1,078円、20GB以下なら月額2,178円、使い放題で月額3,278円となっています。

さらにRakuten UN-LIMIT VIではRakuten Linkでの音声通話・SMSはカウントフリーとなるため、月1GB以下の月額0円でも音声通話・SMSは使い放題となるとのこと。なお、楽天回線エリア以外ではパートナー(au)回線のローミングサービスにて月5GBまでは追加料金なしで高速データ通信が使え、月5GBを超えても最大1Mbpsで利用できます。


山梨県南アルプス市の10月14日時点のRakuten UN-LIMIT VIの4Gエリア

そんなRakuten UN-LIMIT VIですが、当面の最大の課題は楽天回線エリアの拡大となっており、MNO参入のために総務省に提出した新規開設計画を5年前倒ししてエリア拡大を行っています。そうした中で最近は比較的頻繁に楽天回線のエリアマップが更新されており、今回も前回の9月27日から約1ヶ月ちょっとぶりでの更新となりました。今回の新たに追加された地域は以下の通り。

・北海道三笠市
・北海道滝川市
・北海道深川市
・北海道木古内町
・北海道新十津川町
・北海道秩父別町
・北海道鷹栖町
・北海道東神楽町
・北海道浜頓別町
・北海道遠軽町
・北海道広尾町
・岩手県久慈市
・宮城県亘理町
・宮城県七ヶ浜町
・宮城県色麻町
・山形県米沢市
・山形県大石田町
・福島県国見町
・茨城県龍ケ崎市
・栃木県上三川町
・群馬県富岡市
・新潟県燕市
・新潟県阿賀野市
・新潟県胎内市
・石川県内灘町
・山梨県南アルプス市
・長野県岡谷市
・長野県飯田市
・長野県小諸市
・長野県高森町
・長野県松川村
・岐阜県富加町
・三重県多気町
・京都府井手町
・兵庫県加西市
・兵庫県上郡町
・奈良県御所市
・和歌山県御坊市
・鳥取県伯耆町
・岡山県浅口市
・岡山県早島町
・岡山県勝央町
・徳島県小松島市
・徳島県吉野川市
・徳島県藍住町
・香川県善通寺市
・香川県観音寺市
・香川県さぬき市
・愛媛県砥部町
・福岡県新宮町
・佐賀県多久市
・佐賀県江北町
・長崎県佐世保市
・熊本県宇土市
・熊本県菊陽町
・熊本県多良木町
・鹿児島県姶良市
・鹿児島県湧水町
・沖縄県糸満市
・沖縄県豊見城市
・沖縄県今帰仁村
・沖縄県宜野座村
・沖縄県中城村
・沖縄県南風原町

※記載のエリアでも楽天回線エリアに該当しない場合があるとのこと。


山梨県南アルプス市における10月14日時点の2021年12月末のRakuten UN-LIMIT VIの4Gエリア対応予定



山梨県南アルプス市における10月14日時点の2022年2月以降のRakuten UN-LIMIT VIの4Gエリア対応予定

なお、すでに紹介しているように昨年後半から今夏に人口カバー率96%を目標としていましたが、世界的な半導体不足などの影響によってこれを断念し、現在は来春96%超えを目標としています。ただし、同社ではすでに契約締結済基地局を含む見込み人口カバー率はすでに96%を達成しており、半導体供給の不足が解消次第達成の見込みだとしているほか、9月末時点で人口カバー率94.3%に達していることを明らかにしています。

その他、Rakuten UN-LIMIT VIではローミングによるパートナー(au)回線エリアについては2026年3月31日までは「東京23区、名古屋市、大阪市および局所的なトラヒック混雑エリアを除く全国エリア」および「地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や観光名所等の一部」で使えるものの、都道府県ごとに楽天回線エリアの人口カバー率が70%を上回った時点でKDDIとの協議をもってローミング提供の継続・終了が決定されます。

すでに東京都や大阪府、愛知県、奈良県、宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、静岡県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、広島県、愛媛県、福岡県、北海道、青森県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、三重県、鳥取県、岡山県、山口県、徳島県、香川県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県の一部で順次、KDDIによるローミング提供が終了しています。

また原則として一部地域を除いて東京都は2021年3月末に楽天回線に切り替え済みなほか、千葉県と神奈川県は2022年3月末、埼玉県および茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、愛知県、滋賀県、大阪府、兵庫県は2023年3月末にかけて切り替え予定となっています。さらに地下鉄や地下街などについてもauローミングが順次終了しているということです。

追記(2021/11/08 22:51:10)
記事初出で41道府県151地域としていましたが、楽天モバイルより訂正が入り、正しくは29道府県64地域であるということですので修正しています。なお、楽天モバイルの公式Twitterアカウントにおける投稿も訂正とお詫びともに新しくエリア拡大情報が再投稿されているので差し替えています。

記事執筆:memn0ck


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