中古iPhoneの購入シーズン到来! 最悪文鎮化しちゃうハズレを引かないための必須な基本知識

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最新のiPhone 13シリーズが発売されたが、実は、このうらで中古iPhoneが盛り上がるシーズンの幕開けでもある。

新モデルiPhone 13シリーズの発売にあわせて、一世代前のiPhone12シリーズの値下げも始まっているが、それでも新品のiPhoneは高価であることに変わりは無い。

またiPhoneに限らず、最近のスマートフォンの新製品は機能や性能がアップはしているが、以前のように驚くほどの向上でないことが多い。

こうした背景から、最近では新製品には特にこだわらずにiPhoneが欲しいという人も増えている。

以前の製品の放出が増える新製品の発売後の中古市場に注目が集まるというわけだ。

中古iPhoneは、当然、新製品よりも安価に入手できる。


■中古iPhoneが購入できるのは3つ方法
中古iPhoneを入手できるのは3つ。
・中古スマートフォンの実店舗
・中古スマートフォンのネットショップ
・フリマアプリ、ネットオークション

実店舗には、
イオシス、じゃんぱら、ソフマップなどがある。
その場で実機を確認できるのが最大のメリットだ。
画面の表示や、本体の傷など、自分の目で確認がきるため、外観などでの問題での購入後トラブルが少ない。また半年ほどの保証がつく店舗も多く、購入直後ならトラブル対応も可能なので安心感はある。

ネットショップには、
イオシス、じゃんぱら、ソフマップなどがある。
コロナ禍で外出したくない、実店舗が自宅から遠いという人でも、購入できるのがメリットだ。こちらも店舗によって半年ほどの保証がつく店舗もある。
ネットショップでは、製品の状態がランク表示されており、どの程度の状態であるか確認ができる。ただし、画面や傷の状態はサイト上での写真確認となるため、商品の到着後、サイト上では気がつかない傷が見つかったというケースもある。

フリマアプリ、ネットオークションには、
ヤフオク!、メルカリ、ラクマなどがある。
自宅で購入できるだけでなく、自分が納得できる価格で購入ができるのがメリットだ。
ただし、本体の状態に一定の基準がないため、販売者やサイト上に写真などを参考に購入することになる。
購入後にサイト上のイメージや品質と異なるケースことがあっても、個人購入なので保証がない。

■中古品の実例
中古品は、新品に比べて、どれぐらい安価なのか?

たとえば、iPhone 12 mini 128GBの場合、
・Apple 新品 7万5,800円(税込)
・イオシス 中古品(中古Cランク) 5万5,800円(税込) 中古スマートフォンのネットショップ
・ヤフオク!中古品 6万4,322円(税込) ネットオークション
・メルカリ 中古品 5万9,000円(税込) フリマアプリ
中古品は、新品に比べて、1〜2万円ほど安価だ。
※2021年10月18日現在調べ

イオシスの中古iPhoneは、未使用品と状態が良い順にA/B/Cの3ランクに分類されている。
未使用品は、「使用されていない開封済み商品だが、携帯電話、スマートフォン、モバイルルーターに限り動作確認のため通電を行っている」
中古Aランクは、「使用感の少ない中古品。傷などが少ないため中古商品の中では美品となっている」
中古Bランクは、「特に目立つ傷などがない中古品となるが、経年劣化に該当する使用感が見られる商品」
中古Cランクは、「経年劣化に該当しない目立つ傷、ひび割れ、付帯パーツの劣化または欠品などの状態が見られる商品」

外売される中古iPhoneには店舗の3カ月保証がつくため、不具合などのトラブルが見つかったときは、ショップのサポートが受けられる。ただし、落下による画面割れや破損、水没、ウイルス感染、改造などの場合は保証対象外となる。


ヤフオク!の中古iPhoneは、
・状態:背面下部に微細スレ、国内版SIMロックフリー
・バッテリー容量:90%(10月時点)
・付属品:すべて揃っている
この状態で販売されていた。

また、店舗が販売している中古品のため保証が付く。
・保証期間:1カ月
・返品期間:1カ月

メルカリの中古iPhoneは、
・状態:画面にスレ、SIMフリー(通信制限なし)
保証についての表記はなかった。

中古iPhoneを購入する際は、こういった状態や保証内容も確認しておこう。


イオシスの中古iPhoneのページ。状態が中古Cランクで、付属品の詳細が表記されている。



■中古iPhone購入での注意点
中古iPhoneは安価に入手できる反面、いくつかも注意点がある。
・バッテリーの劣化
・SIMロックの有無(キャリア端末の場合)
・ネットワーク利用制限
・アクティベーションロックの解除

中古iPhoneは基本、一定期間使用された製品なので、バッテリーは新品時よりも劣化している。当然、中古iPhoneのバッテリー稼働時間は新品のiPhoneよりも短い。

中古iPhoneを購入後は、「設定」-「バッテリー」-「バッテリーの状態」でバッテリーの状態を確認しておくと良い。
フリマやネットオークションでは、この画面を掲載しているケースもある。


バッテリー容量がパーセントでわかる。


SIMロックの有無は、
国内の携帯電話会社が販売するiPhoneには、同社のSIMカード用にロックが施されている。
SIMロックが解除されていない中古iPhoneの場合は、
・同じ携帯電話会社のSIMカードを使用する
・SIMロックを解除後、ほかの携帯電話会社のSIMカードを使用する
いずれかの方法をとる。

ネットワーク利用制限は、
安価な中古iPhoneを見つけたときに注意が必要なポイントだ。
ネットワーク利用制限とは、携帯電話会社から通信に制限がかけられて、通信ができない状態となってきる機器のことだ。

理由は、携帯電話の代金が支払われてないケースや、分割払いが滞っているケースで発生する。ネットワーク利用制限がかかっているかどうかは、帯電話会社の専用ホームページで端末固有の製造番号(IMEI番号)を入力して調べることができる。
・〇 制限なし(通称:白ロム)
・△ 現在は制限なしだが、今後制限される可能性がある
・× 制限あり(通称:赤ロム)
この3つがあり、「制限あり」だと、使用することができない。


IMEIは、「設定」-「一般」-「情報」で確認できる。



NTTドコモのサイトで、ネットワーク利用制限をチェックした画面。


アクティベーションロックは、
iPhoneを紛失や盗難にあった際、第三者による不正利用を防ぐ機能だ。
iCloudの設定にある「iPhoneを探す」をオンにすると、有効になる。

アクティベーションロックがかかっていると、iPhoneを操作することができなくなる。
解除には、Apple IDとパスワードを必要とするため、第三者は解除できない。
解除するには解除ツールが必要となる。


iPhoneは、OSのサポート期間が長く、バッテリー劣化もバッテリー交換を行うことで、新品同様に利用することができる。最新モデルの新機能や性能を利用することはできないが、日常生活での利用には不都合がないため、近年、利用者が増えている。

とはいえ中古iPhoneには、正規の新品購入とは異なり、保証が十分あるわけではない。
購入後のトラブルを避けるためにも、安全に購入できるチェックポイントを理解し、購入してほしい。

ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト - ドコモ
ネットワーク利用制限携帯電話機照会 - au
ネットワーク利用制限 携帯電話機の確認 - ソフトバンク




ITライフハック 関口哲司