【動画】調教師が「一番強い馬ではない」と語るディープボンド 凱旋門賞で試される真価

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 10月3日、フランスのパリロンシャン競馬場で開催される凱旋門賞。日本からは、ディープボンドとクロノジェネシスが出走予定となっている。

 前走・天皇賞春で2着だったディープボンドについて、大久保龍志調教師は「一番強い馬ではないんですけど、潜在的な能力、長距離、特に道悪に関してはこれから一番になる可能性がとても高い馬だと思っています」「阪神大賞典というレースを勝たせてもらったんですけども、そのときの馬場状態が日本では珍しく不良馬場。すごくタフな馬場になって、そこを圧倒的な強さで勝ったんですよね。日本の馬場っていうのは結構軽くて、凱旋門の馬場とは比較にならないぐらい軽い馬場なんですけども。その重い馬場をすごい力で勝ったので、凱旋門のこのコース、とても合うんじゃないかっていうのは私も考えましたし、(前田晋二)オーナーも一緒のことを考えられて、挑戦しようということになりました」と語った。

 ここまで12戦3勝と決して好成績ではない。クラシック三冠では、常に三冠馬・コントレイルをアシストするような存在だった。しかし、世界最高峰のレース・凱旋門賞で好走すれば、一躍日本競馬界の主役に躍り出るだろう。2020年の凱旋門賞を制覇した名手クリスチャン・デムーロを背に大駆けを狙う。

 ディープボンドは12日、凱旋門賞の前哨戦であるフォワ賞に出走予定。