ソウル市内の総合体育館に設置された新型コロナ予防接種センター=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は25日、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が23、24日の2日間に新たに6023件報告されたと発表した。このうち死亡が10件だった。ワクチン接種と死亡の因果関係はまだ分かっていない。

 接種による副反応とみられる事例のうち、重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに27件報告された。特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例の報告は153件あった。このほかは注射した部位の痛みや腫れ、筋肉痛、頭痛などの比較的軽い症状だった。

 韓国ワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は累計15万9775件となった。25日午前0時時点の1回目、2回目の接種累計3845万402件の0.42%に当たる。

 累計接種件数に対する副反応の報告率は米ヤンセンファーマ製ワクチンが0.67%、 英アストラゼネカ製が0.53%、米モデルナ製が0.41%、米ファイザー製が0.31%。

 これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計502人となっている。ファイザー製ワクチンの接種者が281人、アストラゼネカ製が211人、ヤンセンファーマ製が8人、モデルナ製が2人。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化し死亡したケースを含めると、死者は計735人となる。

 これまでの全ての副反応の報告のうち、95.5%に当たる15万2605件は比較的軽い症状だった。

 予防接種対応推進団は副反応の報告件数を毎週月・水・土曜日に発表している。