333人に聞いたワクチン接種への意見。「まだ様子見」の人の本音は?
猛威を振るい続ける新型コロナウイルス。日本国内の感染者数は、7月27日時点でのべ88万人を超えました。
ワクチン接種も進んでいますが、まだ十分とは言えません。
ここでは20〜40代のESSE読者333人に緊急アンケートを実施。ワクチン接種への考え方について聞きました。
ワクチン接種に関するアンケート調査
答えてくれた333人のうち、返答時にすでにワクチンを接種ずみだったのは24人。残り309人が未接種でした。
そのうち、「なるべく早く接種したい」が130人、「接種するかまだ様子見」が147人、「絶対に接種したくない」が26人、その他が6人という結果に。
それぞれの意見を聞きました。
「少しでも早く元の生活に戻るには、集団免疫の獲得が欠かせないと思うので、少しでも早くに摂取をしたい。また、ワクチン接種をしないと、実家などにも帰りにくい。コロナ禍になってから帰れていない実家にも1日も早く帰りたいので。副作用なども少しは気になるものの、ほかの予防接種も含めてノーリスクのものはないと思う」(青森県・27歳)
「副作用はあるといっても、コロナにかかるくらいなら、早く打ちたい」(神奈川県・36歳)
「遠方に住む母が介護施設にお世話になっているので、面会する機会がかなうならば、施設への配慮から、自分自身もワクチン接種を受けておきたい」(石川県・41歳)
「本当は接種したくないが、通勤ラッシュで仕事に行くので接種しなきゃいけないかな、と思わせられます。また職場のみんなの感染対策の手洗いうがい、除菌の様子を見ると、一人感染したらクラスターになりそうで怖いので、予防接種するしかなさそうです」(宮城県・31歳)
「もちろん、自分が感染したくないというのもありますが、少しでも感染する人が減り、医療者の負担を減らしたい一心です。夫は医師ですが、疲弊しています」(北海道・34歳)
「外国製で、できるのが早すぎると思いました。一応医療従事者ですが、ひとまず断りました。ちょっと実験台にされている気がして…。同僚が『将来的に病気になったりすると思う』と言っていたのも気になるし、手洗いなどで防げるなら、無理に体に異物を入れなくてもいいのかなと思いました」(広島県・31歳)
「薬の開発には本来何年もかかるものなのに、1年たらずで開発されたものを摂取するのは怖い。何年後かに、副作用が出る可能性も考えると、ワクチン接種するより、日頃の予防と免疫アップの方がいい」(三重県・29歳)
「個人病院のサイトを見ていると、打つのは絶対やめましょうって書かれてるところが多い。将来どんな副作用があるかわからないので打ちたくないです」(埼玉県・37歳)
「受けたいなと思っていましたが、治験などもあまりしっかりしていないこと、そして『メディアで受けよう受けようとあおっていることがとても信用できない』という意見の人が周りに多く、その意見を聞くうちに、ワクチン接種していいものかとても迷い始めてしまいました」(埼玉県・34歳)
「感染拡大防止のためにも接種した方がよいのだろうとわかってはいるが、確率は低いが接種後に亡くなっている人がいるため、『もし自分が突然死してしまったら…』という可能性を考えてしまう」(兵庫県・30歳)
「正直まだ怖い。免疫はつけて安心はしたいが、コロナにかかって死ぬか、ワクチン打ってパタっと突然死ぬか、どっちが嫌かっていったらワクチンの方」(岐阜県・39歳)
「ワクチン接種はするつもりだが、癌の治療をしたことがあり、治療後にアレルギーが出やすくなっているので副作用が気になる」(埼玉県・39歳)
「外国人の体重80kgにあわせてつくられたワクチンだというニュースをみた。私の体重46Kgには明らかに量がい多いと思う。女性の方が発熱や副反応が多いと聞くし、不安です。でも、先日塩野義製薬が国産ワクチンを開発している記事を目にしました。遅くなってもいいので、国産ワクチンになったら、受ける気持ちになれると思う」(千葉県・42歳)
「自分自身20代ということもあり、罹っても軽度ですむだろうと思ってしまっている。ある程度の方がワクチンを打ち副作用も把握され、安心だとわかってからでもいいかなと思っている」(東京都・24歳)
世代的に、妊娠への影響を気にする人も。
「薬が承認されるまで数年かかるのに急ピッチで出していることが不安。妊娠希望なので影響がまだはっきり出ていない段階で打ちたくない」(東京都・31歳)
と、様子見したいという意見がある一方、
「妊活中なので、できれば妊娠する前に早く打ちたい。基礎疾患はないくてもこういう事情があれば早く打てるようにしてもらえたらいいのに」(兵庫県・34歳)
と、なるべく早い接種を希望する意見も。
また子育てを理由としても、接種したい・したくない両方の意見がありました。
「コロナに感染して子供の面倒を見られなくなってしまうのは困るので、早く打ちたい」(栃木県・29歳)
「子どももいるので倒れられない、ワクチン接種で重症化を防ぎたい」(静岡県・33歳)
「ワンオペで子育てしているので、副反応が怖くて接種できないです」(兵庫県・37歳)
「授乳中なので赤ちゃんに影響がないか心配で、まだ打ちたくない」(和歌山県・32歳)
ご紹介してきたように、ワクチン接種への意見は、人によって本当にさまざま。まだまだ厳しい状況が続きますが、お互いの立場や思いを尊重しつつ、感染防止に努めていきたいですね。
最後に、「ワクチン後」を見据えた意見をご紹介します。
「ワクチンの効果は実証済みであるが、接種をしたからと言って、ワクチンですべて解決するわけではなく収束するわけではないということを多くの人が理解しているのか疑問。危機管理として、ワクチンと並行して感染予防の対策を行わなければいけないのではと思っています」(神奈川県・38歳)
<文/ESSEonline編集部>
ワクチン接種も進んでいますが、まだ十分とは言えません。
ここでは20〜40代のESSE読者333人に緊急アンケートを実施。ワクチン接種への考え方について聞きました。
ワクチン接種に関するアンケート調査
新型コロナウイルスのワクチン接種、「賛成」「反対」「様子見」それぞれの理由
そのうち、「なるべく早く接種したい」が130人、「接種するかまだ様子見」が147人、「絶対に接種したくない」が26人、その他が6人という結果に。
それぞれの意見を聞きました。
●なるべく早く接種したい人の意見
「少しでも早く元の生活に戻るには、集団免疫の獲得が欠かせないと思うので、少しでも早くに摂取をしたい。また、ワクチン接種をしないと、実家などにも帰りにくい。コロナ禍になってから帰れていない実家にも1日も早く帰りたいので。副作用なども少しは気になるものの、ほかの予防接種も含めてノーリスクのものはないと思う」(青森県・27歳)
「副作用はあるといっても、コロナにかかるくらいなら、早く打ちたい」(神奈川県・36歳)
「遠方に住む母が介護施設にお世話になっているので、面会する機会がかなうならば、施設への配慮から、自分自身もワクチン接種を受けておきたい」(石川県・41歳)
「本当は接種したくないが、通勤ラッシュで仕事に行くので接種しなきゃいけないかな、と思わせられます。また職場のみんなの感染対策の手洗いうがい、除菌の様子を見ると、一人感染したらクラスターになりそうで怖いので、予防接種するしかなさそうです」(宮城県・31歳)
「もちろん、自分が感染したくないというのもありますが、少しでも感染する人が減り、医療者の負担を減らしたい一心です。夫は医師ですが、疲弊しています」(北海道・34歳)
●絶対に接種したくない人の意見
「外国製で、できるのが早すぎると思いました。一応医療従事者ですが、ひとまず断りました。ちょっと実験台にされている気がして…。同僚が『将来的に病気になったりすると思う』と言っていたのも気になるし、手洗いなどで防げるなら、無理に体に異物を入れなくてもいいのかなと思いました」(広島県・31歳)
「薬の開発には本来何年もかかるものなのに、1年たらずで開発されたものを摂取するのは怖い。何年後かに、副作用が出る可能性も考えると、ワクチン接種するより、日頃の予防と免疫アップの方がいい」(三重県・29歳)
「個人病院のサイトを見ていると、打つのは絶対やめましょうって書かれてるところが多い。将来どんな副作用があるかわからないので打ちたくないです」(埼玉県・37歳)
●接種するかまだ様子見の人の意見
「受けたいなと思っていましたが、治験などもあまりしっかりしていないこと、そして『メディアで受けよう受けようとあおっていることがとても信用できない』という意見の人が周りに多く、その意見を聞くうちに、ワクチン接種していいものかとても迷い始めてしまいました」(埼玉県・34歳)
「感染拡大防止のためにも接種した方がよいのだろうとわかってはいるが、確率は低いが接種後に亡くなっている人がいるため、『もし自分が突然死してしまったら…』という可能性を考えてしまう」(兵庫県・30歳)
「正直まだ怖い。免疫はつけて安心はしたいが、コロナにかかって死ぬか、ワクチン打ってパタっと突然死ぬか、どっちが嫌かっていったらワクチンの方」(岐阜県・39歳)
「ワクチン接種はするつもりだが、癌の治療をしたことがあり、治療後にアレルギーが出やすくなっているので副作用が気になる」(埼玉県・39歳)
「外国人の体重80kgにあわせてつくられたワクチンだというニュースをみた。私の体重46Kgには明らかに量がい多いと思う。女性の方が発熱や副反応が多いと聞くし、不安です。でも、先日塩野義製薬が国産ワクチンを開発している記事を目にしました。遅くなってもいいので、国産ワクチンになったら、受ける気持ちになれると思う」(千葉県・42歳)
「自分自身20代ということもあり、罹っても軽度ですむだろうと思ってしまっている。ある程度の方がワクチンを打ち副作用も把握され、安心だとわかってからでもいいかなと思っている」(東京都・24歳)
●妊娠中、妊活中の人、子育て中の人も意見はさまざま
世代的に、妊娠への影響を気にする人も。
「薬が承認されるまで数年かかるのに急ピッチで出していることが不安。妊娠希望なので影響がまだはっきり出ていない段階で打ちたくない」(東京都・31歳)
と、様子見したいという意見がある一方、
「妊活中なので、できれば妊娠する前に早く打ちたい。基礎疾患はないくてもこういう事情があれば早く打てるようにしてもらえたらいいのに」(兵庫県・34歳)
と、なるべく早い接種を希望する意見も。
また子育てを理由としても、接種したい・したくない両方の意見がありました。
「コロナに感染して子供の面倒を見られなくなってしまうのは困るので、早く打ちたい」(栃木県・29歳)
「子どももいるので倒れられない、ワクチン接種で重症化を防ぎたい」(静岡県・33歳)
「ワンオペで子育てしているので、副反応が怖くて接種できないです」(兵庫県・37歳)
「授乳中なので赤ちゃんに影響がないか心配で、まだ打ちたくない」(和歌山県・32歳)
●ワクチンを打ったあとも感染予防に努めよう
ご紹介してきたように、ワクチン接種への意見は、人によって本当にさまざま。まだまだ厳しい状況が続きますが、お互いの立場や思いを尊重しつつ、感染防止に努めていきたいですね。
最後に、「ワクチン後」を見据えた意見をご紹介します。
「ワクチンの効果は実証済みであるが、接種をしたからと言って、ワクチンですべて解決するわけではなく収束するわけではないということを多くの人が理解しているのか疑問。危機管理として、ワクチンと並行して感染予防の対策を行わなければいけないのではと思っています」(神奈川県・38歳)
<文/ESSEonline編集部>