高齢者に交通事故の防止を呼びかける「高齢者交通安全教育隊」通称KAT隊の任命式が18日、栃木県警察学校で行われました。

今年度は初めて県内のご当地キャラクターも隊員となります。

高齢者の「K」、安全教育の「A」、チームの「T」の頭文字を取ったKAT隊は、対話を通じて高齢者に交通事故の防止を呼びかけるもので、今年度は県内の警察官と県の職員合わせて61人で構成されます。

発足から7年目となる今年は県内の市や町のご当地キャラクター27体もメンバーとなり、隊長のとちまるくんが指定書を受け取りました。

県警によりますと、県内では今年に入って17日までに交通事故で22人が死亡していますが、このうち12人が65歳以上の高齢者です。 

中でも買い物や通院など日常生活の慣れたところで事故に遭うケースが多いということです。

KAT隊は今後、スーパーやイベント会場などで反射材の着用など、高齢者が自ら身を守ることのできる交通安全の知識を伝えるほか、SNSなどを活用して安全指導を行います。