Twitter
Ittousai / Engadget

Twitter は3月15日、単語「Memphis」を含むツイートをすると自動的にアカウントが制限されるバグがあったことを認め、謝罪しました。現在は修正されています。

Memphis (メンフィス)は古代エジプトの都。から命名された米国テネシー州の都市でもあり、人名にも使われています。

急に身に覚えがない制限を食らったアカウントは、Twitterから「ルールに違反したツイート」として単語「Memphis」を含むツイートを示されたため、メンフィスが即死ワードであること自体は一部で話題になっていました。

しかし修正まではしばらく間があったため、「テネシー州で二番目に大きい都市ってどこだっけ?」など、メンフィスを含む団体名やチーム名や人名をツイートさせるように誘導する悪ふざけが多発。

サッカー オランダ代表のメンフィス・デパイ選手を擁するチーム オリンピック・リヨンなどは、デパイ選手をハリー・ポッターの名前を呼んではいけないあのお方と並べてツイート。

問題の発生とバグ修正について報告したTwitterサポートも原因については語っていません。しかし制限されたアカウントは、「メンフィス」を含むツイートがTwitterルールのうちプライバシーの暴露に違反すると警告を受けていました。

このことから、おそらくはツイッター側でルール違反を検出するための仕組みのうち、個人情報の暴露と疑わしい文字列を対象としたフィルタが、何らかの理由でただの地名である「Memphis」に反応してしまった可能性はあります。

Twitterでは特に珍しくもない誤BANやバグのひとつではありますが、アカウントが凍結されたり、ツイートが見えなくなったり、数字が奇妙に見える動きをしていても、謎の勢力による攻撃を疑う前にまずTwitterの無能を疑ったほうが合理的という教訓にはなったかもしれません。