久保のクオリティを絶賛したのが同僚のマクシモビッチ（右）だ。(C)Getty Images

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　目下、５試合連続のベンチスタートと、ヘタフェの久保建英はスーパーサブ的な役割に甘んじている。

　移籍直後は４戦連続でスタメンに名を連ねたものの、チームが絶不調に陥るなかで、守備的な戦術に回帰。必然的にディフェンス力が低い久保は、控えに回ることになった。

　とはいえ、途中出場からそのクオリティの高さを披露した試合も少なくない。前節のバジャドリー戦でも、１−２と１点ビハインドで迎えた後半頭からピッチに入り、二度の決定機を作り出した。

　同点に追い付くことはできなかったとはいえ、スペイン全国紙の『MARCA』が「クボは、（出番を与えない）ボルダラス監督の犠牲になっている」と指摘すれば、コロンビアのラジオ局『RADIO COLUMBIA』も「このようなクオリティの選手を控えにするのは理解できない」と指弾。ホセ・ボルダラス監督の起用法を疑問視する声も上がっている。

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　そんななか、日本の至宝の能力を称賛したのが、同僚のセルビア代表MFネマニャ・マクシモビッチだ。『Agencia EFE』のインタビューで、次のように語っている。スペイン紙『Mundo Deportivo』などが伝えた。

「クボはビジャレアルであまりプレーできずにここに来た。最初は順調にスタートし、時間の経過とともに出場時間が少なくなったけど、もっと増えるだろう。彼は素晴らしい選手で、彼は何か違うものを持っている」

　マウロ・アランバリとともにヘタフェの中盤を支える29歳は、さらに「これからシーズン終了までの間、クボは僕たちを大いに助けてくれるだろう。どれだけプレーするかは監督次第だけどね。彼はよくトレーニングしているし、素晴らしい選手だよ」と期待を口にした。

　ヘタフェは13日、首位のアトレティコ・マドリーをホームに迎える。マジョルカでプレーしていた昨シーズンに、ドリブルで翻弄した相手との対戦で、久保は再び輝きを放つことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部