ヘタフェMF久保建英【写真:Getty Images】

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4試合連続で先発も後半14分に途中交代…チームは0-3敗戦

 日本代表MF久保建英が所属するヘタフェは現地時間6日、リーガ・エスパニョーラ第22節のセビージャ戦に臨み、0-3で敗れた。

 移籍後4試合連続でスタメンに名を連ねた久保はドリブル突破を図る場面を見せたものの、味方選手が退場した影響でヘタフェ加入後最速となる後半14分に途中交代を余儀なくされた。

 今季開幕前に名門レアル・マドリードからビジャレアルへ期限付き移籍した久保だったが思うように出場機会を得られず、今年1月8日にレンタル打ち切りが決定。同時にヘタフェへの“再レンタル”が発表された。1月11日の第18節エルチェ戦(3-1)で新天地デビューを果たすと、翌節のウエスカ戦(1-0)で移籍後初先発した。

 セビージャとのアウェー戦で久保は4-2-3-1システムの左サイドハーフで出場。試合開始から10分ほど経過した時点で、MFマルク・ククレジャとポジションを入れ替えて本来の右サイドハーフへシフトしたなか、序盤からボールポゼッションで上回る相手に対しカウンターからチャンスを探るも、守備に回る時間が長く打開力を発揮できない。

 迎えた前半35分、ヘタフェは自陣左サイドをMFジョアン・ジョルダンに突破されクロスを送られた流れから最後はMFルーカス・オカンポスにゴールを奪われ失点。しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入でハンドの反則があったとみなされ、ノーゴールと判定された。

 VARに救われたヘタフェは同43分、カウンターを発動。敵陣右サイドでボールを受けた久保が得意のドリブルで突破を図ると、MFネマニャ・マクシモビッチへラストパス。これを受けたマクシモビッチがシュートを狙うもゴール右へ外れ、スコアレスのまま前半を折り返した。

 後半も形勢は変わらないなか、ヘタフェは序盤にDFジェネが相手MFオカンポスの足首を踏みつけてしまいVARの介入で一発退場に。この煽りを受ける形で、久保はヘタフェ加入後最速となる後半14分に途中交代を余儀なくされた。

 その後ヘタフェは同22分、中盤でボールを受けたMFジョルダンのパスから途中出場のFWムニル・エル・ハダディに決められ先制を許すと、終盤にはMFパプ・ゴメス、FWユセフ・エン=ネシリに得点され3失点。勝敗をほぼ決定づけられたなかで目立ったチャンスを作れず0-3で敗れ、リーグ戦3試合未勝利となった。(Football ZONE web編集部)