宇都宮市は24日、バスや鉄道、芳賀町と整備を進める次世代型路面電車・LRTで使える交通ICカードを来年3月末に発売すると発表しました。

市などが導入する交通ICカードの「トトラ」は全国で使えるJR東日本の「スイカ」の機能に加え、全国で初めて地域独自のサービスを提供します。

来年3月21日からジェイアールバスと関東自動車の県内の営業所などで発売する予定で、Suica利用可能エリアのバスや鉄道で使えます。

これら2社の路線バスの運賃を「トトラ」を使って支払った場合、その2%がポイントとして溜まり、次の運賃支払い時などに使えるサービスを始めるということです。

今後は、高齢者の外出支援事業や再来年春に開業予定のLRTと組み合わせた運賃に上限を設けた制度なども展開する方針です。

また佐藤市長は海外との往来やイベント開催など接触を伴う経済活動をする市内の事業者や65歳以上の高齢者が新型コロナウイルスの検査を受ける場合、費用の一部を助成する事業を来年1月4日から始めると発表しました。